支部学術集会レポート日本集中治療医学会 第7回関西支部学術集会(神戸)

日本集中治療医学会 第7回関西支部学術集会

会 期 2023年7月29日(土)
会 場 神戸国際会議場
会 長 美馬 裕之(神戸市立医療センター中央市民病院 麻酔科)
テーマ シン・ICU~I See You~
H P 公式ホームページ  
日本集中治療医学会の第7回関西支部学術集会が7月29日(土)、神戸国際会議場にて開催されました。
日本全体が酷暑にさらされる時期でしたが、さいわい台風などには見舞われず、400人をはるかに超える参加者に無事来ていただくことができました。また、企業様からも様々なかたちでご協賛いただき、多彩な話題提供を実現できました。暑さに対抗するべく用意した(?)団扇も足りなくなるほどの盛況でした。皆様のご参加、ご協力に、あらためて感謝申しあげます。

本会は前回に引き続き、実地開催の良さを追求するべく口演発表中心にしておりましたが、おかげさまで一般演題ではセッションによっては立ち見が出るところもありました。一方、会場の広さのせいか空席の目立ったメイン会場でしたが、栄養、冬眠研究、DX、倫理と、集中治療の周辺にスポットライトをあてたユニークな企画が並び、来年度のテーマでもある「マニアック」な支持を集めていたようです。会場は廊下など含めて適度に余裕のある空間で、学会で久しぶりに会った人と立ち話などもしやすく、実際各階会場の前のスペースや受付から機械展示の周辺では自然な賑わいができていて、実地開催の良さをこんなところにも感じることができました。

集中治療は多職種による連携が特徴です。今回の参加者のうち、半数近くが多職種の参加者でした。学術集会においても、従来から各部会による企画が充実しており、今回も薬剤師、看護師、臨床工学技士、リハビリ、それぞれの部会から特徴ある企画をしていただきました。また、優秀演題にも医師以外からの演題も多数選出されており、多職種を核とする本学会の良さが実感できました。実際、どの時間帯でもそれぞれの嗜好にあわせて一日何らかの形で学び、また楽しめる会だったのではないでしょうか。

(レポート:美馬裕之)