PCASセミナー

本ハンズオンセミナーは開催中止となりました。

概要

心停止から心拍再開（ROSC）した心停止後症候群（PCAS）には、チームアプローチを含む包括的、体系的および集学的ケアが重要で、システムとして標準化を目指しています。このため、本セミナーはチーム医療に関わる医療従事者を対象に「心拍再開後ケアの標準化とチーム医療」をテーマに行われ、最新の治療機材を用いるとともにシミュレーションを組み入れた実技中心のトレーニングとなっています。世界的にも稀で、3つのレッスンからなる半日のプログラムでPCASケアに必要な手技と手順を学ぶことができます。レッスン1では、体外式膜型人工肺（ECMO）/経皮的心肺補助装置（PCPS）を用いて不安定な循環動態を積極的に補助できることを学びます。実際にエコーガイド下で模擬血管モデル「Endo-Circuit」に穿刺してカニューレ挿入およびプライミングを実施して学びます。レッスン2では心室細動（VF）から蘇生されROSCしたシミュレーションで典型的なPCASケアを学びます。心停止中の搬送中には機械圧迫を用いることで質の高いCPRを行い、ROSC後には人工呼吸器による換気と酸素供給の最適化と薬物による循環管理に加えて目標体温管理（TTM）の方法も学びます。レッスン3では難治性VF例のシミュレーションでECMO / PCPSを用いた体外式CPR（ECPR）をチーム蘇生および統合したPCASケアを学びます。参加される医師、看護師、コメディカルの方々には、明日から役立つ身近な力強い治療手段としてお役に立てることを願っております。

【対象】

医療従事者全般（医師・コメディカル問わず）

【募集人数】

32名　定員に達しました

【日時】

2020年3月5日（木）12:00～17:00

【会場】

名古屋国際会議場　1号館4階（141・142）

【受講料】

20,000円（JSICM会員）/ 25,000円（JSICM非会員）

【コーディネーター】

田原 良雄　（国立循環器病研究センター 心臓血管内科）
笠岡 俊志　（熊本大学病院 災害医療教育研究センター）

【インストラクターおよびアシスタント】

遠藤 智之　（東北医科薬科大学病院 救急部）
菊地 研　　（獨協医科大学 心臓・血管内科学）

到達目標

1）標準化された心拍再開後ケアについて学ぶ
2）安全な血管穿刺と適切な循環補助導入のスキルを習得する
3）シナリオシミュレーションを通してE-CPRの基本を学ぶ

タイムテーブル及び内容

【留意事項】

本セミナーを受講するには学術集会への事前参加登録（2020年1月17日（金）まで）が必要です。
お申し込みは学術集会事前参加申込完了後の「マイページ」からお進みください。
当日のセミナー受講時に必ず第47回学術集会のネームカードを持参してください。また、学会員の方はe医学会カードも持参してください。

【キャンセルポリシー】

受講決定後（ご入金後）にキャンセルいただく場合、受講料の返還はいたしかねますので予めご了承ください。

【お申込みに関する問合せ】

日本集中治療医学会 セミナー事務局代行
（株式会社コンパス内／担当：原田 幸寿）
TEL：03-5840-6131　FAX：03-5840-6130　E-mail：jsicmhos@compass-tokyo.jp