公募および一般演題 募集のご案内
演題応募にあたって
< 応募資格について >
筆頭発表者は一般社団法人日本集中治療医学会の会員に限ります。未入会の方は必ずご入会ください。会長が依頼した指定演者等はこの限りではありません。
【ご入会のお問合せ先】
一般社団法人 日本集中治療医学会
〒113-0033 東京都文京区本郷3-32-7 東京ビル8F
TEL:03-3815-0589 FAX:03-3815-0585
E-mail:jimu@jsicm.org
https://www.jsicm.org/
< 発表演題に関する利益相反(conflict of interest:COI)の開示について >
一般社団法人日本集中治療医学会では、「集中治療領域の研究における利益相反(COI)マネージメントに関する指針」ならびに「同施行細則」を策定し、2011年4月1日より施行しています。そのため、2012年度学術集会より、この利益相反状態は学術集会発表時にスライドあるいはポスターの最初に開示していただいております。
詳細は「COIに関する規定」をご確認ください。
< 発表演題に関する個人情報の取り扱いについて >
患者個人情報に抵触する可能性のある内容は、患者あるいはその代理人からインフォームド・コンセントを得たうえで、患者個人情報が特定されないように十分留意して発表してください。(不必要な年月日の記載は避ける、年齢表記は40歳代などとする、など十分にご配慮ください。個人が特定されうる発表はご遠慮ください。)
< 研究内容の倫理委員会承認について >
ヒトを対象とした研究については、ヘルシンキ宣言(2000年10月、エジンバラ改訂)に基づき、所属機関の倫理委員会の承認を得たうえでご発表ください。
< 二重発表について >
- 既に発表あるいは演題登録中の抄録と実質的に同じ内容の発表を「二重発表」と定義します。ただし、講演・特別セッション(シンポジウムなど)での発表、あるいは他言語での発表はこの限りではありません。また、一般演題であっても、重大な副作用報告など、本学術集会でも周知する価値があると考える場合には、「二重発表」であることを明記のうえで、演題登録を許可します。その場合、登録欄で「二重発表にあたる」を選択し、「二重発表に関する通信欄」にその詳細を記載してください。演題の採否は学術集会会長が最終判断させていただきます。
- 症例数を大幅に増やした場合などで、二重発表でないとする場合も、「続報」であることがわかるように、抄録本文中に記載してください。
- 公募セッションに応募した演題が不採用となった場合に、一般演題で審査を受けることを希望する場合は、抄録提出時に「二重発表である」かどうかの選択、および必要項目を記載してください。
- 演題登録〆切日以前にアクセプト済の論文内容と同一の発表は、二重発表とみなします。発表時点において論文掲載済の場合は、二重発表とみなしますので、直ちに学会事務局にご連絡ください。
<結果の出ていない発表、抄録内容と異なる発表について>
結果の出ていない段階での応募は認めません。また、抄録の内容と大きく異なる発表は認めません。内容をよく確認して応募してください。
<代理発表について>
やむを得ない事情で筆頭発表者が発表できない場合、共同発表者に限り代理発表を認めますが、代理発表者に筆頭発表者としての単位は付与されません。共同発表者以外の発表は一切認めません。演題取り下げとします。
<著作権について>
採用された演題の著作権は一般社団法人日本集中治療医学会に帰属し、ホームページ上に掲載され、全文検索の対象となります。
※上記、学術集会における発表の注意点に関しては、日本集中治療医学会ホームページ 定款・細則の「年次学術集会における不正発表防止規定」および「研究倫理に関するよくある質問(FAQ)」に書かれております。詳細については、下記URLをご確認ください。
「年次学術集会における不正発表防止規定」
「研究倫理に関するよくある質問(FAQ)」
1.演題募集方法
演題登録は、インターネットによるオンライン登録のみです。
演題登録画面へ進むボタンは本ページ下部にございます。
以下の注意事項を十分お読みいただいたうえで、演題登録画面にお進みください。
2.演題応募受付期間
公募・一般演題の演題登録を締め切りました。
多数のご応募をいただきましてありがとうございました。
3.査読方法
第45回日本集中治療医学会学術集会より、応募演題の査読は下記の方法で実施します。
- 1演題につき3名の査読委員により査読し、その平均点および中央値を参考に、プログラム委員会にて最終評価します。なお、演題の採否については、その結果に基づいて、会長が最終決定します。
- 査読の公平性を担保するため、査読委員には応募者の所属、氏名は公開しません。また、査読委員自身の所属から応募された演題を査読しないよう配慮します。
- 抄録内容により「研究」か「症例・経験・その他報告」で査読委員が判断します。
●「研究」演題については下記の項目ごとに合計36点満点で評価します。
1. タイトルは適切か |
3点 |
2. 新奇性・独創性・学術的重要性 |
5点 |
3. 研究目的は明確か |
5点 |
4. 研究デザインは適切か |
5点 |
5. 結果は明確に記載されているか |
5点 |
6. 結論を導くための論旨の展開は整っているか |
5点 |
7. 結論・結語は適切か |
5点 |
8. 全体を通して文章の出来栄え |
3点 |
●「症例・経験・その他報告」演題については下記の項目ごとに合計31点満点で評価します。
1. タイトルは適切か |
3点 |
2. 新奇性・希少性 |
5点 |
3. 臨床的または教育的重要性 |
5点 |
4. 医療上の工夫・取り組みなどの独創性 |
5点 |
5. 内容は明確に記載されているか |
5点 |
6. 結論・結語は適切か |
5点 |
7. 全体を通して文章の出来栄え |
3点 |
4.発表区分・一般演題キーワード
1)発表区分
シンポジウム(公募)、パネルディスカッション(公募)、ワークショップ(公募)、一般演題、English Sessionのいずれに応募するかをご選択ください。公募セッションに応募された演題は、不採用の場合、ご希望により一般演題として査読します。
演題を募集するプログラムは以下です。
公募シンポジウム
ICUにおける持続脳波モニタリング:私はこうしている ▶ 企画趣旨
目的は、ICUにおけるてんかん重積状態の診断、モニタリング、治療について各自の経験をもちより理解を深める。期待している演題は、電極数の工夫、モニタリング時間、ビデオ画像との連動、NCSEの頻度と転帰の解析、治療効果を検討した今後につながる発表を希望する。
TMAの診断と治療 ▶ 企画趣旨
TMA(血栓性微小血管症)と総称される血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)や溶血性尿毒症症候群(HUS)、二次性TMAなどの病態については、近年、治療法の進歩にともなって、早期診断、早期治療の必要性が主張されるようになってきました。しかしこれらの病態はDICと重複する部分が大きく、臨床現場においてはしばしば鑑別や診断に難渋しているのが現状です。本セッションでは、TMA病態に関する基礎から臨床までの幅広い知見を基に、今後の臨床ならびに研究の方向性をディスカッションしていただきたいと思います。
敗血症に関する基礎研究 ▶ 企画趣旨
敗血症患者を救命し社会復帰に繋げるには、敗血症診療ガイドラインに基づいたドラスティックな集学的治療の展開が必要であるが、その中にはcontroversialな治療法も存在する。エビデンスのない敗血症診療や新たな治療法(β遮断薬、ビタミン剤、免疫チェックポイント阻害薬など)を確立するためには、そのメカニズムも含めた基礎的研究からのアプローチが重要である。そこで未来の敗血症診療・ガイドラインを支える基礎研究を公募し、敗血症診療に関する基礎研究の現在のトレンドを共有するとともに、最新の知見と今後の課題について議論を深めたい。
明日の敗血症診療を科学する ▶ 企画趣旨
ガイドラインは三流を二流にするが、一流を二流にするとも言われる。施設の成績の良いところでは、他の施設では異なる何かを持ち合わせている。それぞれの施設における、敗血症診療のこだわりや取り組みについてエビデンスにとらわれることなく議論しながら、明日の敗血症診療について考えたい。
侵襲時における臓器障害連関を科学する ~基礎から臨床まで~ ▶ 企画趣旨
侵襲時における臓器障害連関を基礎的側面から解説し、治療戦略へつながるシンポとする(心、肺、神経、腎、肝臓などの臓器に関する演者を公募する)
臓器から輸液の本質を探る ▶ 企画趣旨
ショックにおける輸液蘇生の目的は、静脈還流量増大によって心拍出量増大を図り、崩れた酸素需給バランスの改善を図ることである。しかし、過剰輸液の弊害が叫ばれるようになった現代において、輸液の必要性だけではなく、過剰輸液の予測も必要である。標的臓器により適切な輸液量の考え方が異なる可能性もあるため、このシンポジウムでは重症患者の輸液管理に関して臓器ごとに注意点があることも含めて討論する。
Pharmaconutrition ▶ 企画趣旨
微量元素やビタミンは、代謝全体を調節することで生命維持に寄与している、集中治療患者に対するビタミンC・D・微量元素、アミノ酸投与、脂肪投与に関するPhmaconutritionに関して、新しい知見を共有したい。
ECPRの効果:現状と今後の方向性 ▶ 企画趣旨
目的:院外心停止に対する体外循環を用いた蘇生(ECPR)に関して、適応、合併症(安全性)、体温管理療法との組み合わせ、予後予測指標(頭部CTなど)、管理方法、効果、などに関して、SAVEJ研究後の各施設データを持ち寄って現状把握し、次の前向き研究デザインの論点とする。
Mobile ECMOによる重症呼吸不全の集約化:現状と課題 ▶ 企画趣旨
本邦におけるmobile ECMO、ホットラインによる受け入れ態勢の整備についての課題と現状を明らかにする。各地域間格差があり、比較的整備が進みつつある関東での運用などを参考にその他の地域での整備を考える。
敗血症とECMO ▶ 企画趣旨
近年、敗血症に対するECMOの有効性が報告されるようになり、敗血症へのECMOを治療戦略として取り入れる施設が増えてきている。本シンポジウムでは、敗血症へのECMOを用いた各施設の治療戦略を発表し、その課題や展望について議論する。
術中から行う肺保護戦略 ▶ 企画趣旨
周術期における呼吸管理に関して、術後からではなく術中からもその必要性が推奨されてきている。今回、術中肺保護戦略というテーマで新しい試みや独自の方法について語っていただき、方向性を探る。
どこからが終末期か ~小児患者は特別なのか~ ▶ 企画趣旨
各々の患者でどのように終末期の判断をし、病院幹部や医療倫理部門とどのように連携しているのかは施設により異なる。特に小児において終末期の判断をいかにすべきか、異なるシステムを持つ施設から多職種の演者を募り、小児患者の終末期とその特異性について様々な立場から具体的な事例を通して議論する場としたい。
デバイス離脱困難の患者・家族と向き合う ▶ 企画趣旨
医療機器と管理技術等の発展により、人工呼吸器やECMO、腎代替療法などの長期運用が可能となった。そのため、デバイス離脱困難の理由から、数週間から数か月以上の管理を要する患者も珍しくない。一進一退の治療や、一向に改善の兆しが見えない状況等に、患者と家族の抱える心身の負担は大きい。本パネルディスカッションでは、デバイス離脱困難の患者・家族にいかに向き合うかについて議論する。
AIの臨床応用を科学する ▶ 企画趣旨
機器の進歩やmachine learningの進化、deep learningの登場により、AI(人工知能)の医療領域への応用はすでに始まっており、救急・集中治療領域においてもAIの応用は待ったなしである。本セッションでは、まず招待講演にてAIの基本的な知識をレビューし、引き続き診療ビックデータやがん診療の画像診断など先行する分野における直近の成果を示し、さらに救急・集中治療領域で開始されている新しい取り組みを示すことにより、AIに対する正しい科学的認識を持ち、救急・集中治療にどのような形でAIを応用するべきかを議論することができればと考えている。
Critical Care Nephrology領域のtranslational research ▶ 企画趣旨
急性腎障害を中心とした集中治療領域における腎障害に対して、現状では血液浄化療法による腎機能代替と保存的治療を選択せざるを得ない。今後の治療成績向上のためには新たな病態解明と画期的な治療方法の開発が不可欠である。そのために必要なCritical Care Nephrology領域のtranslational researchに関して最新の知見と今後の課題について議論を深めたい。
この患者本当にDNR? ~終末期状態の正しい治療選択肢を求めて~ ▶ 企画趣旨
集中治療領域の終末期管理では、倫理的な問題に直面する事態が起きやすい。体外循環が装着されているが離脱困難なケース・治療が奏功せずに社会復帰が望めないケース・低酸素脳症などで不可逆的な状態となった小児のケースなど、医療者としてどう対応するか倫理的に苦悩する場面は様々である。こうした集中治療領域における終末期の倫理的配慮について、各施設での経験なども踏まえて活発な議論をするセッションを期待したい。
公募パネルディスカッション
成人先天性心疾患の集中治療に挑む! ▶ 企画趣旨
先天性心疾患の生存率はこの20年で大きく改善し、複雑心奇形であっても、成人まで成長する患者も珍しくない。しかし、生存期間が延長するに伴い、慢性合併症の悪化に対応する必要が出てきた。本セッションでは、先天性心疾患合併患者における集中治療を行ううえで重要な心内形態や慢性的な合併症、現在支持されている管理法・薬物治療について議論したい。
NPPVとハイフロ―療法どっちがいいの? ▶ 企画趣旨
非挿管呼吸管理法の代表的なものとしてNPPVとネーザルハイフロ―があげられる。非挿管呼吸管理の目的は、挿管前の病態の進行を防ぐことや抜管後の再挿管予防などがあげられ、多くのエビデンスが集積してきた。しかし、その限界を知ることも重要である。非挿管呼吸管理が失敗して挿管管理となった場合、予後が非常に悪いこと、特に急性呼吸不全患者で非挿管呼吸管理法を行った場合、patient self-inflicted lung injuryの発生に十分注意をはらう必要があり、挿管呼吸管理への移行のタイミングが重要となる。本シンポジウムでは、NPPVとネーザルハイフロ―のエビデンスをまとめ、非挿管呼吸管理の限界や注意点を議論していただく。
演者1:NPPVのエビデンスをまとめる
演者2:ハイフロ―ネーザルのエビデンスをまとめる
演者3:非挿管呼吸管理法の限界を知る
AKIの評価と予防 ▶ 企画趣旨
急性腎障害の予防のためにガイドラインで推奨された治療はないため、経験的な理論に基づき工夫されているのが現状と思われる。
本セッションでは各施設でのベストプラクティスを持ち寄り議論することにより、明日からの診療に役立つ内容としたい。
septic DIC ~我々はこう考えこう治療している~ ▶ 企画趣旨
日本と海外のギャップに代表されるように、Septic DICをどのように治療するのか、Septic DICを治療するのか等の方針は施設によって大きく異なる。本パネルディスカッションでは、Septic DICに対する各施設の治療戦略を発表し、その課題や展望について議論する。
JSSCG2016は臨床に活かされているのか? ▶ 企画趣旨
2016年12月に日本集中治療医学会と日本救急医学会が合同で、日本版敗血症診療ガイドライン2016(J-SSCG2016)を発表した。その後の実態調査では多くの施設でJ-SSCG2016が使用されている状況が報告されたが、具体的な活用状況や方法については明らかではない。本パネルディスカッションは、各施設におけるJ-SSCG2016の活用状況および活用方法を発表することで、より実用的なガイドラインとしての発展への示唆を得ることを目的とする。
小児感染症診療は苦手ですか? 集中治療領域における小児感染症診療 ▶ 企画趣旨
PICUがある病院は小児専門医療施設などが中心で、数が限られている。一方で一般的な集中治療室においても小児の重症患者や手術後の患者の入室は多くある。専門的な経験及び知識を持ったスピーカーに、現場に即した知見に富んだお話をしていただく。
多職種による感染管理の取り組みと工夫 ▶ 企画趣旨
集中治療室における感染制御の取り組みはチーム医療が必須である。手指衛生、抗菌薬の使用量調査、多剤耐性菌感染予防対策、VAP/CRBSI予防対策、院内アウトブレークへの対策等、各施設の取り組みや工夫を示していただき、今後質の高い感染管理を推奨することが望まれる。ICUにおけるJANISやJHAIS等の登録データの積極的な有効活用についても議論していただく。
薬剤耐性時代における抗菌薬適正使用 ~集中治療室で今私たちに求められる事~ ▶ 企画趣旨
世界的に薬剤耐性菌が問題となっており、世界中で薬剤耐性菌の減少、抗菌薬適正使用に向けてのグローバルアクションプランを進めている。新薬創成が進まない現代、薬剤耐性菌をいかに増やさないかは重要な問題である。一方、救急集中治療分野では、目の前の患者の救命も重要である。この2つは対極に存在するものであるが、救急集中治療分野においても薬剤耐性菌を増加させない適切な抗菌薬使用が望まれる。今、我々が知っておくべきAMR対策、および集中治療室で進めるべき抗菌薬適正使用支援について討論する。
重症患者に対する栄養療法の工夫と実践 ▶ 企画趣旨
重症患者に対する栄養療法は、ガイドライン通りの方法で解決するものではない。各施設で工夫を施し栄養管理プロトコルが効果をあげているとの報告もある。本セッションでは重症患者の病態生理と栄養療法の議論を多職種で深めていきたい。
RRSを科学するために必要なエッセンス ▶ 企画趣旨
RRSを導入した施設が直面してきたシステム上の問題点、言葉の定義、アウトカムなどについて列挙し議論する。例えば、DNARの多様な意味の混在の解決方法、RRSのアウトカムとしての“ICU緊急入室”の妥当性(RRSによりICUの緊急入室は減るか否か?)、マンパワーがない施設での対応チームメンバー構成の工夫など、具体的な問題点と解決方法についてデータをもとに発表をいただき、会場の皆様と共に議論する場としたい。
All about ECMO ~チーム医療の工夫と実践~ ▶ 企画趣旨
安全で効果的なECMO管理のために、各職種・各チームで取り組んでいる工夫と実践を紹介していただく。医学、看護、工学、リハビリテーション、栄養など、各職種における様々な問題点を共有し、高度な専門性をいかに発揮し、如何にチームとして連携するか?All about ECMOの議論を多職種で行いたい。
PICS対策の実践 ~私たちはこうやっている~ ▶ 企画趣旨
早期リハビリテーションやICUダイアリーなど、いくつかのPICS対策が提唱されているものの、そのエビデンスはまだ不明確である。本セッションではPICSの提唱者であるNeedham先生の基調講演の後に、日記・家族ケア・環境対策など、各施設でのPICSおよびPICS-F対策の実践とアウトカムについてご講演していただき、フロアと議論を深めたい。
PICS研究最前線 ▶ 企画趣旨
PICS提唱から10年。いくつかのPICS対策が提唱されているものの、そのエビデンスはまだ不明確である。本セッションではPICSに関する基礎ならびに臨床研究を広く募集し、最新知見を共有したい。
PICS予防・治療に対する栄養療法と早期リハビリテーション ▶ 企画趣旨
PICS予防・治療のためには適切と栄養療法と早期リハビリテーションが重要であるが、未だ不明確なことが多い。本シンポジウムでは、栄養療法と早期リハビリテーションのPICSへの有効性と限界、およびその相乗効果について取り上げ、それらを効果的に実践するための多職種の関与や連携も含めた議論を展開する。
外来でPICS患者をフォローしよう! ▶ 企画趣旨
PICSフォローアップ外来創設にむけて、その意義と課題を共有する。
ICUでの神経ブロック ▶ 企画趣旨
術後疼痛管理目的で硬膜外麻酔や神経ブロックがよく用いられている現状を踏まえ、ICU内での神経ブロックについて、新しい試みや独自の方法について語っていただき、疼痛管理に関して方向性を探る。
小児のECMO管理の工夫 ▶ 企画趣旨
小児領域においてECMOの適用は、循環補助・呼吸補助のいずれの面においても、成人領域以上に長い歴史があります。その歴史は、デバイスの選択やフローの確保、小児ならではの合併症対応など、成人とは異なる解剖・生理に対応した工夫の積み重ねの成果と言っても過言ではありません。本セッションでは、臨床工学技士や看護師を含めてECMO管理に関わる多職種より、自施設での工夫をぜひ披露していただきたいと存じます。
重症小児の管理にエコーを活用しよう! ▶ 企画趣旨
体格が小さいことや適正サイズのデバイスが入手できないために、小児領域では各種の侵襲的モニタリングが困難なことがあります。その一方で、皮膚や皮下組織が薄いという小児の特性は、エコーの適用の面からは非常に有利とも言えます。小児集中治療管理におけるエコーの利用に関して新しい取り組みをご発表いただきたいと存じます。
Quality Indicator の活用と実践 ▶ 企画趣旨
医療の質の向上のためには、質の指標(QI)を活用した計画と実践、評価が不可欠である。本パネルディスカッションでは、各施設・部署が抱える課題に対する取り組みや評価指標、特に取り組み結果から繋げる医療の質の改善活動(Quality Improvement)について具体的に発表いただくことで、集中治療領域の看護にかかるQIの活用と実践について検討する。
集中治療におけるArtificial Organ Support 工夫と実践 ▶ 企画趣旨
血液浄化、ECMO、補助循環などの臓器サポートデバイスを有効に安全に使用・管理するために行われている工夫や独自の試みを多職種間で共有することを目的とする。
情報共有はこうすべき ~働き方改革のツールとして~ ▶ 企画趣旨
今後ますます高齢化が進み重症患者が増えていく中、医療の需給バランスが崩れていく事が予想される。その一方で働き方改革が叫ばれるが、多くの施設でタスクシェア、タスクシフトは実感できるほど進んではいないようである。このような状況下で医療現場には近年、各種情報共有のシステムやアプリケーションが導入されつつある。本セッションではこのような状況に対する各施設の取り組みを紹介していただき、情報管理や労務管理についての知見を深めることを期待したい。
敗血症と免疫抑制 ▶ 企画趣旨
敗血症は過剰炎症と免疫抑制の2方向に生体反応が大きく逸脱することが明らかとなったが、特に後者を制御することが敗血症の長期予後改善に寄与する可能性がある。数多くの免疫細胞とサイトカインが複雑に絡まって敗血症病態における免疫抑制状態が形成されているが、それらを基礎研究によるアプローチでひとつひとつ解明していくことは極めて重要である。
メディカルスタッフが集中治療専門医に期待すること ▶ 企画趣旨
集中治療とは重症患者を診療するにあたり、多職種連携が欠かすことのできない場である。そこで、他職種から集中治療専門医に期待することを、率直に語って頂きたくテーマを選考した。内容は診療、カンファレンス、研究、教育など、どの分野でも構いません。
集中治療医を増やすには ▶ 企画趣旨
集中治療医がなかなか増えていない状況の中、増やしているまたは充実している施設の先生方に集中治療医を獲得するにあたり、特別な方法や取り組みに関して語っていただく。是非、参考にして頂きたい。
救急集中治療領域における働き方改革 ~我々の取り組み~ ▶ 企画趣旨
働き方改革関連法施行により、医療現場においても働き方改革が叫ばれている。一方で、救急集中治療領域では、先送りにできない業務や極度に神経を使う業務が連続的に押し寄せ、極めてストレスのかかる臨床現場であり、医療ミスも生じやすい。このような状況に、圧倒的なマンパワー不足が拍車をかけて、働き方改革は負のスパイラルに陥りかねないのが現状で、理想と現実のギャップも多い。本パネルディスカッションでは各施設での働き方改革に係る取り組みを発表し、改革を妨げるもの、その解決策など、救急集中治療領域における魅力的な働き方について議論する。
公募ワークショップ
心臓血管系集中治療医をどのように育成するべきか? ▶ 企画趣旨
集中治療室に入室する患者のなかでもとりわけ心臓血管系疾患は、その方向性を見誤ると救命困難に至ることもあり、迅速な決断を要する場合も散見される。心臓血管系集中治療医の育成について提案する機会としたい。
心原性ショック管理への挑戦 ▶ 企画趣旨
IMPELLA登場以降に心原性ショックの治療成績は改善したか?について、会場の聴衆の日常診療についてもアンケート調査をしながら講演をすすめたい。
J-PADガイドラインの遵守前後で患者のアウトカムに改善をもたらしたか? ▶ 企画趣旨
単施設でも多施設でも構いませんが、J-PADガイドラインの遵守前後で人工呼吸器フリー日数、ICU日数、入院日数、28日転帰などのアウトカムに変化をもたらしたという研究演題を2~3つ募集します(公募)。また講演の残り時間で司会者と聴衆でアンサーパッドを用いていくつか回答を受けます。その際、演者にはコメントを求める場合があります。
AKIに対する血液浄化のタイミング never ending story? ▶ 企画趣旨
AKIに対する血液浄化は患者個々の状態と施設での方針により大きく異なるとされています。いくつか報告されているエビデンスも決定的な根拠を示せていません。本ワークショップでは、大きな差異があると思われている開始タイミングについて、実際のところどのような要素が大きく影響しているかを明らかにしたいと思います。従って、血液浄化の施行数が比較的多い施設(指定)の考え方を伺い、参加者はどう考えているのか(ARS使用)を聞いてみたいです。
急性血液浄化法における技術的管理を究める ▶ 企画趣旨
急性血液浄化療法は、フィルター、血液回路、抗凝固療法、温度管理などの技術的な管理が治療のパフォーマンスを規定することが特徴です。確固たる技術的下支えが伴わない血液浄化療法では患者アウトカムの改善が望めません。日々の診療において臨床工学技士が注力している治療の質の担保について、徹底的な詳細に関する議論をする場としてのワークショップを希望します。
中堅看護師の教育力を高めるには ▶ 企画趣旨
ICUにおける看護実践や教育において、中堅看護師の担う役割は非常に大きい。本ワークショップでは、臨床教育で中心的な役割を担う中堅看護師への教育をどのように行うのか、中堅看護師の能力を十分に活用し医療の質向上につなげるためにはどのような方策が必要なのかを検討する。
ICUの療養環境を考える ~ICU患者への生活支援~ ▶ 企画趣旨
ICUは集中治療の場であるとともに、患者にとっての生活の場でもある。本ワークショップでは、その人らしい日常を支援する各施設の工夫を紹介いただき、ICUにおける療養環境調整に関わる具体的な取り組みと成果について、会場の皆様とともに検討する。
徹底討論 集中治療における薬剤師の活動指針 ▶ 企画趣旨
集中治療室における薬剤師の活動指針の作成にあたり、本内容を踏まえて、今後、集中治療室でのチーム医療として薬剤師が担うべき役割を考えるためのワークショップです。このセッションを通じて、薬剤師が自ら考える役割と医師、看護師など他職種が薬剤師に期待する業務について、会場の皆さんと多くのディスカッションを行うことを目的としています。臨床工学技士、理学療法士、管理栄養士など他職種の先生方に、薬剤師に対する期待を込めた演題を応募していただきたいと思います。
ICU-acquired weaknessをやっつけろ! 早期リハビリテーションからのアプローチ ▶ 企画趣旨
ICU-Aquired weakness (ICU-AW)はICUの重症患者に高率に合併し、QOLやADLなど長期的な予後を不良にする。その予防と対策において早期リハビリテーションは重要な役割を担う。本ワークショップでは、早期リハビリテーションについて各施設における様々な取り組みをまとめ、ICU-AWに対する治療戦略を模索する。
集中治療と臨床倫理 ~アドバンス ケア プランニングから考える~ ▶ 企画趣旨
2019年学術集会臨床倫理委員会報告では、急遽会場を増設するなど、臨床倫理への関心が高まっている。本セッションでは、厚生労働省が2018年に打ち出したアドバンス ケア プランニングに焦点を当てて、集中治療領域の臨床倫理的問題点を明確にし、その解決方法を会員とともに考えたい。
中規模市中病院での集中治療運営の明日を考える ▶ 企画趣旨
大学病院などの大規模病院とは異なり、集中治療に携わる医師やメディカルスタッフなどが少ない中でのICUの運営には多くの困難が生じる。成功例のみならず、各施設において、どのような問題がありどのように対応しているのかを紹介していただく。より良い集中治療を広く提供するために、認定施設、保険制度なども含めて問題を浮き彫りにし、学会としてどのように対応していくべきなのかを含めて皆で議論する機会としたい。
一般演題
English Session
2)一般演題キーワード
一般演題またはEnglish Sessionにご応募いただく場合は、一般演題キーワードを下記より3つから5つご選択ください。
シンポジウム(公募)、パネルディスカッション(公募)、ワークショップ(公募)にご応募いただく場合も、ご希望の公募セッションに採用されなかった際に一般演題としての査読を希望される場合は、一般演題キーワードをご選択ください。
口演かポスターかを選ぶことはできません。発表領域および発表形式は、プログラム委員会が最終決定します。
キーワードは下記です。
- 循環
- 呼吸
- 中枢神経
- 消化管
- 肝
- 腎
- 凝固線溶系
- 代謝・内分泌
- ショック
- 感染
- 敗血症
- 多臓器不全
- 中毒
- 外傷・熱傷
- 蘇生
- 移植
- 輸液・輸血・水電解質
- 鎮痛・鎮静・せん妄
- Post Intensive Care Syndrome(PICS)
- 長期予後・生活の質
- 栄養・血糖
- 体温管理
- 人工呼吸
- 非侵襲的人工呼吸
- ECMO
- 補助循環
- 血液浄化
- 手技(超音波エコー、内視鏡など)
- 画像診断
- 救急
- 麻酔・周術期
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- 小児・新生児
- 産科・婦人科
- 看護
- 家族支援
- 臨床工学
- 薬剤
- リハビリテーション
- モニター・遠隔医療
- データベース
- AI・コンピューター
- 医療統計学
- 基礎研究
- Rapid response system, Medical Emergency Team
- 医療事故・患者安全
- 医療倫理
- 終末期・緩和医療
- 多職種連携・チーム医療
- 教育
- 医療経済
- 患者・家族中心の医療
- バイオマーカー
- 診断
- 運営・システム
- 研究倫理
- 臨床研究
- 産学共同
- 働き方改革
- ガイドライン
- その他
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5.優秀学会賞
応募された一般演題の中から、優れた演題に対して学会賞を準備しています。選考方法等については演題採択時に通知いたします。
6.応募方法
1)抄録情報の入力
- 演者:筆頭演者を含めて10名以内/日英表記
- 施設:10施設以内/日英表記
- 演題名:全角50字(半角100字)以内/日英表記
- 図表の登録:1点のみ掲載可能です。JPEG形式、モノクロ、横945ピクセル×縦472ピクセルまで、図表中の文字サイズ9ポイント以上のものを用意してください。
- 抄録本文の文字数:下記を厳守してください。
図表なしの場合:全角800(半角1,600)文字以内
図表ありの場合:全角600(半角1,200)文字以内
※制限文字数を超えますとご登録いただけません。
※改行を多用すると、抄録集の印刷スペースが不足することになりますので、最小限にとどめてください。
- 抄録本文の構成:登録する演題が「研究」「症例・経験・その他報告」のいずれにあたるかを自身で判断し、その項目に書かれた事項を守って、簡潔かつ論理的に構成してください。
(1)「研究」:基礎研究、疫学研究(量的・質的研究)などが含まれます。
原則として【背景と目的】【方法】【結果】【結論】の項立てに沿って記載してください。【背景と目的】には可能な限り仮説を記載してください。【考察】は必要ではありません。【考察】を書く場合は、【結果】と【考察】は厳密に区別してください。【結論】は得られた結果のみに基づいて記載してください。詳細は構造化抄録の書き方をご参照ください。
(2)「症例・経験・その他報告」:症例報告、活動報告などが含まれます。
まれな疾患、困難な病態に対する医療上の工夫、医療上・勤務上の経験や取り組みなどを踏まえて、他者の参考となる発表を歓迎します。新奇性・教育的価値がわかる内容にしてください。詳細は構造化抄録の書き方をご参照ください。
2)入力の際の注意事項
- 英字および数字は、半角で入力してください。
- ① ② ③のような丸付き数字は使用できません。
- Ⅰ Ⅱ Ⅲのようなローマ数字も使用できません。英字の組み合わせで、II、VI、XIのように入力してください。
- αβγ等を使用するときはα β γを使用してください。
その他の特殊文字につきましては、こちらをご覧ください。
- タイトルおよび抄録本文で上付き文字、下付き文字、イタリック文字、アンダーラインなどを使用する際は、書式を変更したい範囲をそれぞれ、<SUB></SUB>、<I></I>、<U></U>で挟んでください。
- 行の途中で改行したい場合は、改行する文の冒頭に<BR>を入力してください。これらの記号はすべて半角文字を使用してください。
- 不等号「<」「>」を使用する時は、全角文字を使用してください。
3)COIの有無、倫理委員会の承認状況、二重発表状況
応募内容についてのCOIの有無、倫理委員会の承認状況、二重発表状況につきご申告ください。
4)パスワードの設定と管理、登録の完了
- 登録した抄録を確認・修正するためのパスワード(半角英数文字6~8文字)を入力してください。
- 登録が終了しますと、「登録番号(10000番台)」が自動発行されます。登録番号の発行をもって、演題応募登録は終了です。画面に登録番号が表示されない場合は、受け付けられていませんのでご注意ください。
- 発行された「登録番号」と「パスワード」は、必ずお控えください。第三者の閲覧、悪用を防止するため、登録番号とパスワードの問い合わせには一切応じられません。
- ご登録いただいたE-mailアドレスに登録完了のメールが送信されます。届きましたら、必ず登録内容をご確認ください。
- メールが届かない場合は、入力されたE-mailアドレスがまちがっている、迷惑フォルダに格納されている、応募そのものが完了していないなどの可能性が考えられます。運営準備局までご照会ください。
- 携帯電話のアドレス・Webメールには通知が届かない可能性がありますのでご利用をお控えください。
5)演題の修正・削除
演題応募受付期間中は何度でも演題の修正、削除が可能です。「確認・修正・削除」ボタンをクリックし、登録番号とパスワードを入力してログインしてください。
7.演題登録時の注意事項
※ご登録いただくメールアドレスについて
連絡先メールアドレスにGmail・Yahoo mail等のWebメールを登録している場合、採択通知などのメールが届かない事例が多く発生しております。
Webメールのご利用はお控えいただくことをお勧めいたします。
諸事情でWebメールを登録された場合、登録完了メールや採択通知が届かない可能性がございます。
- UMINオンライン演題登録システムでご利用になれるブラウザについては、UMIN演題登録画面上部のご案内にて、最新の情報をご確認ください。ご案内のブラウザ以外はご利用にならないようお願いいたします。各ブラウザは、最新バージョンの使用を前提としています。
- オンライン演題登録システムについてご不明な点は、まずUMINオンライン演題登録システムFAQをご覧ください。
- 暗号通信のご利用をお勧めいたします。
平文通信では、情報の通り道でデータの盗聴や改ざんの可能性があります。一方、暗号通信ではデータが暗号化されているため、安全に送受信が可能です。平文通信は、施設やプロバイダーなどの設定や環境に問題があり、暗号通信が使えない場合に限ってご利用ください。
- 締め切り直前はアクセスが集中し、回線が混雑することにより演題登録に支障をきたすことも予想されますので、余裕を持ってご応募いただくことをお奨めいたします。
- 演題の登録に関するお問い合わせは、本ページ下部にございます運営事務局までお問合せください。
下記のボタンより、演題登録画面にお進みください。
演題登録に関するお問合せ先
第47回日本集中治療医学会学術集会 運営事務局
株式会社サンプラネット メディカルコンベンション事業部
〒112-0012 東京都文京区大塚3-5-10 住友成泉小石川ビル6F
TEL:03-5940-2614 FAX:03-3942-6396
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