ごあいさつ


第46回
日本集中治療医学会学術集会
会長  橋本  悟
京都府立医科大学集中治療部

 このたび第46回日本集中治療医学会学術集会を国立京都国際会館/グランドプリンスホテル京都で開催させていただく運びとなりました。本学会学術集会の京都での開催は意外にも少なく、氏家良人会長が開催されて以来5年ぶり2回目となります。当時の盛り上がりを思い出すにつけ、責任の重さに身の引き締まる思いです。
 本学術集会のメインテーマは「次世代のために (For the next generation) 」としました。集中治療医学はまだ生まれたばかりの新しい学問であり、ようやく世に認知される端緒についたと言えましょう。このことを念頭に、継続性のある学術集会を目指したいと存じます。
 また、多職種連携を骨子に日本救急医学会、日本麻酔科学会、日本小児科学会、日本循環器学会、日本呼吸器学会、日本外科学会、日本リハビリテーション学会、日本呼吸療法医学会など多くの学会との協力体制は今後も欠かせません。さらに、国際化の波は今後も引き続き収まることはないでしょう。今回も韓国、タイ、中国などアジア諸国はじめ欧米諸国からも多数の方々の参加が期待されます。
 次世代の為に何ができるか?―そのことを考えて今回の種々の企画をプログラム委員会の皆様に考えていただきました。集中治療という学問、医療技術をどのようにして高めていくか皆様の力を集結して考えていければ、次世代につながる強い絆ができあがると期待しております。これからの時代は得られたデータをいかに活用するかも重要な案件と考え、ポストコングレスとして翌週にDatathon-Japan 2019を開催する予定ですので、こちらもよろしくお願いします。

 会場の国立京都国際会館は新たな施設が竣工となり、ここ数年拡大の一途をたどる本学術集会にも対応できるとのことです。初春の京都にて皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます。