ICUセミナー(中級)
ICUセミナー(中級)開催のご案内
セミナー再編の経緯: | 本学会では、当初より集中治療室で働く看護師のための教育の必要性を認識し、1980年から 「ICU・CCU看護教育セミナー」を開催してきました。ICUでは、それぞれの職種が専門性を 発揮し、高度化・複雑化する治療を提供することで、患者の生命を支えています。チーム医療 を推進し、各専門分野の講師から最新の知見を学ぶことができる場を、我が国の集中治療を先導する学会という立場から提供し、看護師の育成のみならず、集中治療に携わる多職種を対象としたセミナーを企画しました。このセミナーはこれまでの経験と実績を蓄積してきた「ICU・CCU看護教育セミナー」を「ICUセミナー」と改名し、全職種対象のセミナーとして見直しを行っています。 |
セミナー名: | ICUセミナー(中級) |
主催: | JSICM 看護教育委員会 |
目的: |
①ICUで提供される疾患の病態・治療を理解し、早期からPICSを予防する介入を検討できる知識・技術を習得する。 ②日常の業務における疑問が解決でき、臨床現場でそれぞれの役割を果たすことができるよう学びを深める。 |
内容: |
中級コースでは、最新のトピックスやガイドライン等もおりまぜながら講義を展開いただき、さらにレベルアップをめざすことができるような専門的知見に触れる講義としています。 日常感じる疑問や不安に応えることができるよう、実践に即した内容を取り扱います。 本学会の強みである多職種で協力した講義構成とし、チーム医療の視点を強化することで、現場での効果的な実践に即時的につながる学びの時間を提供します。 自己研鑽ならびにスタッフ教育にご活用ください。 ※効果的な学習のために「ICUセミナー(初級)」の受講からお勧めします。 ※本ICUセミナー(中級)は、集中治療認証看護師(ICRN)または集中治療認証看護師-知識認証(ICRN-K)の認証資格要件になります。 詳しくは、下記URLをご参照ください。 https://www.jsicm.org/certification/icrn.html |
プログラム: | 下記プログラムを参照願います。 ※プログラムは都合により変更となる場合がございます。 ※本プログラムは、2021年度に開講された「ICUセミナー(中級)」と同じ内容となります。 ※本セミナーは、著作権保護の観点から、セミナー講義資料の配付はおこなっていません。ご了承の上、お申し込みください。 講義内容の見出しを記したアジェンダを配付しますので、書き込み等しながら自己学習に活用ください。 |
対象: | 医師(若手)、看護師、臨床工学技士、リハビリテーション(PT・OT・ST)、薬剤師、管理栄養士、職種を問わず |
日時: | 2022年9月1日(木) ~ 2022年9月30日(金) |
形式: | e-learning 期間内は自分のペースで学習可能です |
申込み: | 2022年7月19日(火)~ 2022年9月13日(火) 下記URLよりお申込ください。電話やメールでの申込みは行っておりません。 https://www.jsicm.org/system/register |
募集: | 制限なし *申込み期間外の受付けは行っておりませんので、ご容赦ください。 *必ず、受講者自らが申込みをしてください。申込者以外が視聴すること、複数人での視聴は禁止させていただきます。 |
受講料: | 日本集中治療医学会 会員 : 8,000円(税込) 非会員:10,000円(税込) お支払いを確認後、数日後に「受講票+領収書(PDF)」をメール配信致します。 |
受講証明: |
セミナー開催期間終了後、受講履歴を確認し、メールにて「受講証明書(PDF)」をお送り致します。 不正受講防止のため、複数台の端末から同時アクセスが確認された場合には、受講履歴としては残りません。受講生は、学習を計画的に進めてください。 受講証明書は、セミナー開催期間内に全講義の受講と確認テストの修了が確認できた方へ発行いたします。 e-learningシステムに不具合が生じていると感じた場合には、受講証明書発行要件に影響しますので、必ずセミナー期間内に事務局までお問合せください |
個人情報の取扱いについて: |
ユーザ登録でご入力いただいた情報は以下の目的で使用いたします。 ・本セミナーに関する連絡や、受講確認その他の円滑なセミナー運営に必要な事項の実施 ・イベント、セミナー情報等のご案内・ご紹介 |
キャンセルポリシー: |
受講決定に関する通知のあった方で、受講料の振込完了を以て受講確定となります。 受講料入金後に参加登録をキャンセルされても受講料のご返却はできません。 ご了承いただきますようお願い申し上げます。 |
ポスター: |
準備中 こちらからダウンロードしていただき、関係部署への宣伝にご活用ください。 |
プログラム
講義名 | 講義内容 | 講師 | |
1 | 敗血症の病態 | 敗血症の病態・管理 ・侵襲の基本的考え方 ・臓器評価の視点として、検査データや評価ツール などの指標 ・関連する最新のエビデンス(ガイドラインなど) |
西田 修 藤田医科大学医学部 麻酔・侵襲制 御医学講座 |
2 | 敗血症治療における薬物療法 |
抗菌薬の選択と特徴 輸液の選択 カテコラミンの選択 |
前田 幹広 聖マリアンナ医科大学病院 薬剤部 |
3 | ARDSの病態 |
ARDSの病態・治療・管理 ・臓器評価の視点として、検査データや評価ツールなどの指標 ・関連する最新のエビデンス(ガイドラインなど) |
瀬尾 龍太郎 神戸市立中央病院 集中治療部 |
4 | ARDSの呼吸管理 |
人工呼吸器の管理指針とVV-ECMO 鎮痛・鎮静剤の選択 腹臥位など |
卯野木 健 札幌市立大学 看護学部 栗原 知己 札幌市立大学 看護学部 |
5 | 神経集中治療 |
神経集中治療が必要な患者の病態と管理 ・臓器評価の視点として、検査データや評価ツール などの指標 ・関連する最新のエビデンス(ガイドラインなど) |
黒田 泰弘 香川大学医学部附属病院 救命救急センター |
6 | 循環補助装置のしくみと管理 |
生命維持装置が必要となる病態と管理 VA-ECMO IABP インペラの管理とピットホール ・それぞれの機器を管理する上での、見るべきポイントと注意点 ・機械の数値と患者の病態、フィジカルアセスメントとの関連性 ・トラブルシューティング |
開 正宏 日本赤十字社愛知医療センター名古屋第一病院 臨床工学技術課 |
7 | PICSをチームで回避する |
PICSとは ABCDEFGHバンドル 多職種で実行して最大の効果を |
卯野木 健 札幌市立大学 看護学部 |
8 | ICUにおける家族ケア |
救命と延命について 集中治療室における家族ケア 医療者のジレンマ・家族を含めたチームアプローチ |
濱本 実也 公立陶生病院 集中治療室 |