ごあいさつ

日本集中治療医学会 第11回東海北陸支部学術集会

会長 渡邉 栄三

(愛知医科大学 救急集中治療医学講座 教授
愛知医科大学病院 高度救命救急センター長)

渡邉 栄三

平素は格別の御高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
この度、第11回日本集中治療医学会東海北陸支部学術集会の会長を拝命いたしました。2027年9月25日(土)の開催に向け、身の引き締まる思いでございます。

本学術集会のメインテーマには、「Borderless Intensive Care ― 技を繋ぎ、職種を超え、そして一人の患者に寄り添う ―」を掲げました。

現在、集中治療の現場は大きな転換期にあります。AIやデジタルトランスフォーメーション(DX)、そして遠隔ICU(TCC)といった最先端の「技」は、もはや遠い未来の話ではなく、日常に実装されるべき不可欠な基盤となりつつあります。しかし、これらの技術を導入する真の目的は、単なる数値の最適化ではありません。

私たちが目指すのは、技術によって物理的な「距離」や、専門職間の「壁」を取り払う、すなわちBorderlessです。膨大なデータ処理やアラート対応をAIに委ね、遠隔技術で専門知を共有することで、過酷な現場に「ゆとり」を創出する。そして、その技術によって解き放たれた時間と知熱を、目の前の一人の患者さんに「寄り添う」という、医療の原点に還元することです。

本学術集会では、医師、看護師、臨床工学技士、理学療法士、薬剤師、管理栄養士など、集中治療に携わるすべての多職種が、それぞれの「技」をデジタルで繋ぎ合わせ、いかにして持続可能で温かい集中治療を実現できるかを議論したいと考えています。

最後に、皆様の今後のご活躍とご健康をお祈り申し上げます。

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