現地開催:名古屋大学医学部
基調講演
The Japanese Society of Intensive Care Medicine and Intensive Care in Japan: Present and Future
座長:松田 直之(名古屋大学)
演者:西田 修(藤田医科大学)
シンポジウム
冠シンポジウム【敗血症診療の新たな連携と前進(東海・北陸支部からの発進)】
会場:第1会場
時間:9:00〜10:30
共催:旭化成ファーマ(株)
座長:松田 直之(名古屋大学)
今井 寛(三重大学)
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企画趣旨
日本集中治療医学会/日本救急医学会合同による日本版敗血症診療ガイドライン2020の公表により、各施設において敗血症診療のより一層の充実が期待される。本シンポジウムは冠セッションとして、各施設の敗血症管理の特徴と工夫、敗血症診断、ARDS、ショック、急性腎障害、播種性血管内凝固(DIC)、集中治療後症候群(PICS)の管理などの多臓器平行管理の工夫について紹介して頂き、各施設でのシステムおよび現在の方針を共有することを目的とする。ガイドラインを遵守する中での多職種連携診療の工夫を共有し、集中治療管理における「多臓器不全管理に対する新たな連携と前進」を討議することを目的とする。本シンポジウムは、旭化成ファルマ(株)との共催として開催される。
診療連携シンポジウム【集中治療計画と診療内容の申し送りにおける連携と前進】
会場:第1会場
時間:10:40〜12:00
座長:祖父江和哉(名古屋市立大学)
若杉 雅浩(富山大学)
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企画趣旨
集中治療室における勤務交代時の診療申し送り、主診療科とのカンファレンス、診療計画の立案、そして多職種連携に対して、どのように実践しているかについて各施設の工夫を紹介して頂き、より良い集中治療計画と診療内容の申し送りについて討議することを目的とする。
看護シンポジウム【集中治療における特定行為研修修了者の活躍と今後の方策】
会場:第1会場
時間:13:30〜15:00
座長:藤井 晃子(名古屋大学医学部附属病院)
西尾 陽子(大雄会病院)
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企画趣旨
集中治療において特定行為研修修了者が増えているが、医師とのタスクシフト/タスクシェアにおいて、特定行為研修修了者がどのような役割を担うのかについて、今後の活躍に期待するとともに、今後の方策を考え、共有することを目標とする。
コロナシンポジウム【集中治療体制の新たな連携と前進:コロナで見えてきた・いま足りないもの・これから作っていくもの】
会場:第1会場
時間:16:30〜17:50
座長:桒原 勇治(福井大学医学部附属病院)
興津 英和(浜松労災病院)
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企画趣旨
未だ終息が見えないコロナ禍、新型コロナウイルスパンデミックにより、日本の高度急性期医療体制の脆弱性が浮き彫りになった。高度急性期医療体制および急性期医療体制は、ハコ・モノ・ヒトだけではなく、これまでに気が付かなかった不十分なものが検出された。それは知識・技術だけではない、医療従事者や患者さん、患者さんご家族、そして社会の期待する心理的・精神的なものかもしれない。組織としての統一感やリーダーシップが、これまでの病院体制を超えて期待された。本シンポジウムでは、集中治療システム、倫理的問題など各職種の経験と実感をそれぞれの立場から共有し、今後到来することが懸念される新興感染症や災害などの有事に備え、平時から集中治療医療提供体制を強靭化する備えを共有する。本シンポジウムでは、新型コロナウイルス感染症のパンデミックにおける各職種の考えた集中治療の提供の問題を振り返り、今後の課題と対策として集中治療体制の新たな連携と前進を討議する。
薬剤シンポジウム【集中治療における薬物治療の基本をおさえる】
会場:第2会場
時間:9:10〜10:30
座長:加藤 隆寛(愛知医科大学病院)
山口 均(一宮市立市民病院)
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企画趣旨
集中治療ではさまざまな静注薬が使用されるが、刻一刻と変化する患者状態や治療方針に従い、薬剤の選択、目的、使用にともなうリスクが変化する。主に集中治療へ配属5年以内の初学者を対象として、現在の添付文書、薬剤エビデンス、さまざまなガイドラインを実践につなげるための教育を目的とした集中治療シンポジウムとする。
臨床工学シンポジウム【COVID-19パンデミックがもたらした臨床工学技士の業務への連携と前進】
会場:第2会場
時間:10:40〜12:00
座長:小山 富生(名古屋大学医学部附属病院)
要田 宏樹(金沢医科大学病院)
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企画趣旨
COVID-19により、集中治療室における臨床工学機器の整備、準備、そして衛生環境の管理は特別かつ緊急な状況に置かれた。これまで、対策方法ある程度対応方法にも慣れ、不安要素も少しずつ払拭していく中で、業務の変化、これまでの問題点、職員の意識変化などをそれぞれの施設から報告してもらい、感染症パンデミックを題材としてこれからの臨床工学の緊急対応を考える機会とする。
搬送シンポジウム【重症患者搬送に対する新たな連携と前進】
会場:第2会場
時間:13:30〜15:00
座長:水野 光規(あいち小児医療センター/名古屋大学)
松田 直之(名古屋大学)
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企画趣旨
新型コロナウイルス感染症COVID-19では、ECMOカーなどの登場などとして重症患者の搬送システムが大きく前進した。本学術集会では、名古屋大学医学部前に「ECMOカー」を展示するとともに、本シンポジウムでは集中治療を必要とする重症患者の搬送システムの知識を皆で共有し、これからの重症患者搬送の前進を考えることを目的とする。
PADISシンポジウム【PADISに対する新たな連携と前進】
会場:第2会場
時間:16:30〜17:50
座長:谷口 巧(金沢大学)
土井 松幸(浜松医科大学)
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企画趣旨
鎮痛、不穏/鎮静、せん妄、不動、睡眠障害(PADIS:Pain, Agitation/sedation, Delirium, Immobility, and Sleep disruption)の管理は、集中治療における重要な管理の一つであり、米国集中治療医学会よりPADISガイドラインが2018年に公表されている。この管理連携を含めて本シンポジウムでは、東海・北陸支部の施設で行われているPADISの取り組みに関して共有し、各施設および地域におけるこれからの課題について検討することを目的とする。