日本集中治療医学会 第11回東北支部学術集会
会長 井上 聡己
(福島県立医科大学 麻酔科学講座)
平素は格別の御高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
このたび、2027年7月24日(土)にコラッセふくしまにおいて、日本集中治療医学会第11回東北支部学術集会を開催させていただく運びとなりました。
実は私、関西におりました2020年に日本集中治療医学会第4回関西支部学術集会の会長を務めさせていただきました。しかしながら、COVID-19が猛威を振るい始めた時期であり、紆余曲折を経て、最終的にはWEB開催となってしまいました。多くの方々のご協力をいただきながら、何とか開催には至りましたが、協賛企業の皆様にも多大なご迷惑をおかけいたしました。今回、再び支部学術集会会長を務めさせていただくこととなりましたため、成功に向け全力を尽くす所存でございます。
ICUの外に目を向け、「ICUから地球環境を考える」をテーマといたしました。医療は膨大な資源を消費します。とりわけ集中治療は、その中でも多くの資源を必要とする分野です。私たちは医療を行うという大義のもと、必要以上に地球環境へ負荷をかけているのではないかと感じることがあります。
おそらく多くの皆様もそのことに気づき始め、「このままではいけないのではないか」と感じておられるのではないでしょうか。しかしながら、医療と地球環境とのバランスは、現時点ではまだ医療側に大きく傾いているのが実情です。医療という使命の重みは非常に大きいものですが、私たちを取り巻く環境は急速に変化しています。エアコンに囲まれ、病院という比較的快適な環境の中で医療を行っている私たちでさえ、その変化に気づき始めています。一方で、多くの人々は「まだ何とかなるのではないか」と感じているのかもしれません。
今回の特別講演では、地球環境がいかに危機にさらされているのかについて、アクアマリンふくしま館長の古川健先生にご講演いただきます。世界の環境が、私たちに身近な海においてどのように変化しているのかを考える貴重な機会になるものと考えております。また、プログラム委員会が企画したシンポジウムやパネルディスカッションなど、充実したプログラムも多数ご用意しております。
最後に、皆様の今後のご活躍とご健康をお祈り申し上げます。
© 日本集中治療医学会 第11回東北支部学術集会