会長挨拶

会長 大田 典之
(近畿大学医学部 麻酔科学講座)
平素は格別の御高配を賜り、厚く御礼申し上げます。 このたび2027年8月28日(土)、大阪国際交流センターにて日本集中治療医学会第11回関西支部学術集会を開催する運びとなりました。
今回のテーマは、「地域に根ざした多職種連携の集中治療」といたしました。
日本集中治療医学会は50年以上の歴史を有し、医師のみならず看護師、臨床工学技士をはじめ、近年では薬剤師、管理栄養士、理学療法士など、多くの職種が参加することを大きな特徴として発展してまいりました。
一方で、集中治療のあり方は施設ごとに異なり、地域によって医療資源や人材構成もさまざまです。集中治療は特定の専門家や一つの職種だけで完結するものではなく、それぞれの地域において、医師、看護師、臨床工学技士、薬剤師、管理栄養士、理学療法士などが互いの専門性を理解し、信頼関係を築きながら作り上げていくものであると考えています。
私自身、長年にわたり大阪大学において集中治療に携わってまいりました。そこでは多職種による協働が日常診療の中に自然に組み込まれており、そのような環境をいつしか自明のものとして捉えていたのかもしれません。
近畿大学に赴任して改めて実感したことは、集中治療は決して一人の医師や一つの職種だけで成り立つものではなく、多くの職種の方々の専門性と日々の支えによって成り立っているということでした。互いの専門性を理解し、尊重し合いながら信頼関係を築くことによって初めて、多職種連携は実を結び、質の高い集中治療が実現されることを日々の診療を通じて学ばせていただいております。
今回のテーマには、そのような私自身の経験と、多くの仲間への感謝の思いを込めました。それぞれの地域や施設において、多職種が力を合わせながら患者さんにとってより良い集中治療を築いていくことこそが、これからの集中治療の発展につながるものと考えております。
開催に際し、関係者一同鋭意準備を進めて参りますので、ぜひ多くの皆様にご参加いただけましたら幸いです。
最後に、皆様の今後のご活躍とご健康をお祈り申し上げます。