日本集中治療医学会
第4回関西支部学術集会

ご挨拶

会長:井上 聡己日本集中治療医学会第4回関西支部学術集会
会長  井上 聡己

奈良県立医科大学附属病院集中治療部

第4回関西支部会を主催させていただきます、奈良県立医科大学集中治療部の井上聡己です。当施設が本学会を主催させていただくのは地方会の頃より数えまして3回目となります。
会場と致しましては、交通の便が良い大阪での開催も考えましたが、支部会ということもあり、奈良での開催を決定させていただきました。何とか駅近くの会場を押さえさせていただきましたので、たくさんのご参加をお待ちしております。もともと支部会は会員の発表の場、交流の場と考えておりますので、可能な限り演題は採択させていただき、発表していただきたいと考えておりますので、気軽に演題登録していただけたらと思っております。
また、大会テーマは「ICUの環境を考える:病室の概念を変えるのはICUから」とさせていただきました。奈良県立医科大学ではいろいろな発想で既存のICUの環境を変えるという試みをしています。ICUの環境を変えるためには医療従事者の力だけではできません。様々な分野の方々の協力を得、より心地よい環境を作ろうとしています。これは医療の向上だけでなく新たなビジネスチャンスにもなり、地方活性化にもつながるのではないかと思っています。コンセプトは「病院に快適空間を」です。まずは皆さんに「病院に快適空間を」という概念を少しでも紹介させていただけたらと思っています。また興味を持っていただけたらそれで大成功です。
それでは奈良で皆様のご参加をお待ちしております。

2020年4月13日追記
皆様、いかがお過ごしでしょうか? COVID-19のパンデミックにて学会開催の可否について検討せざるをえない状況になりました。悩みましたが、関西の集中治療領域に多大な貢献を果たしてきました本学会の灯を絶やすべきではないと考え、会期を10月末に延期いたしました。また、会場は奈良でなく、少しでも交通の便の良い大阪に変更し、多くの方に参加していただけるよう配慮いたしました。今、学会のことなど考えられない状態かもしれませんが、我々の経験を後世にまで伝えるために学会の存在は欠かせません。会期は10月末ですが、そのころには収束し、復興ムードになっていることを期待しております。
多くの皆様の参加を楽しみにしております。また、皆様のご健康をお祈りしております。

2020年9月16日追記
本年10月31日(土)に延期開催を予定しておりました日本集中治療医学会第4回関西支部学術集会は、新型コロナウイルス感染症感染拡大の状況を鑑み、現地における開催を断念し、完全WEB配信による開催とさせていただくこととなりました。
WEB開催となりましたが、当初の予定どおりシンポジウムや一般演題は実施する予定です。一般演題(口演)は、通信の不具合などが生じる可能性を考慮し、演者ご自身で収録していただいた動画をオンデマンドで配信いたします。また、毎優秀演題賞、奨励賞も例年どおり選定、顕彰いたしますが、加えて、すべての一般演題セッションから各1演題、優秀な発表演題を選出し、会長賞を授与することにいたしました。奮ってご応募ください。演題応募締切まで、引き続きお待ちしております。
なお、一部の教育セミナー(企業共催セミナー)など、リアルタイムライブのみで配信される場合があります。ぜひともお見逃しのないよう、ご注意ください。
WEB学術集会ではありますが、みなさまに意欲的にご参加いただくことを期待しております。
今年は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、みなさまも日常診療に追われる毎日をお過ごしのことと拝察いたします。皆様の活躍で日本の医療が支えられ、低い死亡率が維持されていることは、疑う余地はありません。本当に頭が下がる思いです。一方で、このような状況下ではありますが、学術集会の火を絶やさないこともたいへん重要です。本学術集会で報告された新しい知見が、少しでも新型コロナウイルス感染症をはじめとする重篤疾患の集中治療に応用していただければ何よりと考えます。
一人でも多く方にご参加いただきますよう、お願いいたします。