ごあいさつ

日本集中治療医学会 第11回中国・四国支部学術集会
会長 戸田 雄一郎
(川崎医科大学 麻酔・集中治療医学)
平素は格別の御高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
このたび、「日本集中治療医学会第11回中国・四国支部学術集会」を2027年12月11日(土)に岡山コンベンションセンターで開催させていただく運びとなりました。
本学会のテーマを「みんなでつくる 頼られる集中治療部」といたしました。集中治療を提供するうえで医師・看護師のみならず臨床工学技士、理学療法士、薬剤師、管理栄養士、など数多くの職種が協力することが不可欠です。多職種連携はすでに当たり前のことと捉えられるようになりましたが、今一度多職種でつくる集中治療部についてみなさんで議論を深めて参りたいと考えております。また、みんなでつくる、の中には上記医療従事者のみならず患者そして患者家族も含まれます。Family centered careという概念も提唱されておりますが、われわれの最終目標は患者が救命され社会へ復帰していくことだと願ってやみません。このことを再認識し日常の医療へ還元できるよう、実りのある学術集会にしたいと考えております。
集中治療は、過去四半世紀多くの臨床研究が発出され新たなエビデンス提唱とともに発展してまいりました。現在の医療が過去の大きな臨床研究、そしてそこに参加する患者の献身により支えられていることは言うまでもありません。本邦からも質の高い大規模な研究が創世されることが切望されますが、本支部学術集会ではより現場に即した、日々の臨床を振り返る、そして明日からの臨床にフィードバックできる多くの職種が集い議論を交わす学術集会にしたいと願っております。
またPICS(集中治療後症候群)の問題も高齢化社会の集中治療には切り離せない重要な課題です。われわれの医療は「救命」から「社会復帰」へと大きく踏み出しています。まさに多職種連携によってこの重要な問題に取り組んでいけるような、支部会ならではの意見交換ができたらと考えております。
日本集中治療医学会中国・四国支部学術集会は、2年続けての岡山開催となりますが、アクセス性に優れた地の利を活かし、有意義な議論と出会いが生まれますことを、心より願っております。
最後に、皆様の今後のご活躍とご健康をお祈り申し上げます。
