インテンシブケアは、専門各科を統合して横断的・総合的な全身管理により重症患者の回復・社会復帰を可能にします。そして、患者さんの身体的ケアばかりでなく、精神的ケアを重視した患者看護を行っています。
○日本集中治療医学会は、集中治療の進歩・発展を促し、会員の質を向上させ、もって国民の福祉に貢献することを目的として専門医制度を設ける。
○数年にわたる慎重な検討・討議を経て、1989年(平成元年)より専門医制度を発足させた。
1996年6月堺市を中心として全国的に発症した大腸菌O-157感染症に対し、持続血液透析療法および抗痙攣療法を施行して、重症患者の救命にあたった。日本集中治療医学会も、第24回会長平盛勝彦教授の指示で直ちにインターネットを立ち上げ、貴重な情報交換を行った。 また、大腸菌O-157感染症・重症症例検討会を日本集中治療医学会及びICCMフォーラム共催で開催し、より適切な治療法のガイドラインの確立について検討した。