ICUセミナー(初級)

ICUセミナー(初級)開催のご案内



セミナー
再編の経緯
本学会では、当初より集中治療室で働く看護師のための教育の必要性を認識し1980年から「ICU・CCU 看護教育セミナー」を開催してきました。 ICU では、それぞれの職種が専門性を 発揮し、高度化・複雑化する治療を提供することで、患者の生命を支えています。 チーム医療 を推進し、各専門分野の講師から最新の知見を学ぶことができる場を、我が国の集中治療を先導する学会という立場から提供し、 看護師の育成のみならず、集中治療に携わる多職種を対象 としたセミナーを企画しました。
このセミナーはこれまでの経験と実績を蓄積してきた「ICU・CCU 看護教育セミナー」を「ICU セミナー」と改名し、 全職種対象のセミナーとして 見直しを行っています。
セミナー名 ICUセミナー(初級)
主  催 日本集中治療医学会 看護教育委員会
目  的 ①ICUで提供される疾患の病態・治療を理解し、早期からPICSを予防する介入を検討できる知識・技術を習得する。
②日常の業務における疑問が解決でき、臨床現場でそれぞれの役割を果たすことができるよう学びを深める。
内  容 初級コースでは、集中治療室に配属された医療者が安全に業務を遂行できるよう、 まずは集中治療における基本的な知識と共通言語を身につけるべく各専門分野の講師に、わかりやすく解説していただきます。 そして、最新のトピックスやガイドライン等もおりまぜながら講義を展開いただきます。 本学会の強みである多職種で協力した講義構成とし、チーム医療の視点を強化することで、現場での効果的な実践に即時的につながる学びの時間を提供します。
自己研鑽ならびにスタッフ教育にご活用ください。
対  象 医師(若手)、看護師、臨床工学技士、リハビリテーション(PT・OT・ST)、薬剤師、管理栄養士、職種問わず
開催期間 2025年6月1日(日)~ 2025年6月30日(月)
形  式 e-learning 期間内は自分のペースで学習可能です。
プログラム 下記プログラムを参照願います。
※プログラム内容及び講師は都合により変更となる場合がございます。
※本セミナーは、著作権保護の観点から、セミナー講義資料の配付はおこなっていません。ご了承の上、お申し込みください。
申込期間 2025年4月1日(火)~ 2025年6月15日(日)
下記セミナー管理システムよりお申込ください。電話やメールでの申込みは行っておりません。
募集人数 制限なし
*申込み期間外の受付けはおこなっておりませんので、ご容赦ください。
*必ず、受講者自らが申込みをしてください。申込者以外が視聴すること、複数人での視聴は禁止させていただきます。
受講費用 日本集中治療医学会 会員 :10,000円(税込)
          非会員:15,000円(税込)
お支払いを確認後、数日後に「受講票+領収書(PDF)」がダウンロードいただけます。
単  位 集中治療認証看護師更新ポイント(A:疾病管理と臨床判断・EBP:10ポイント)
受講証明 セミナー開催期間終了後、受講履歴を確認し、メールにて「受講証明書(PDF)」をお送り致します。
不正受講防止のため、複数台の端末から同時アクセスが確認された場合には、受講履歴としては残りません。受講生は、学習を計画的に進めてください。
受講証明書は、セミナー開催期間内に全講義の受講と確認テストの修了が確認できた方へ発行いたします。
e-learningシステムに不具合が生じていると感じた場合には、受講証明書発行要件に影響しますので、必ずセミナー期間内に事務局までお問合せください。
個人情報の取扱いについて ユーザ登録でご入力いただいた情報は以下の目的で使用いたします。
・本セミナーに関する連絡や、受講確認その他の円滑なセミナー運営に必要な事項の実施
・イベント、セミナー情報等のご案内・ご紹介
キャンセルポリシー 受講決定に関する通知のあった方で、受講料の振込完了を以て受講確定となります。
受講料入金後に参加登録をキャンセルされても受講料のご返却はできません。
ご了承いただきますようお願い申し上げます。
ポスター ICUセミナー(初級)   
こちらからダウンロードしていただき、関係部署への宣伝にご活用ください。
お問い合わせ 下記お問い合わせフォームよりお問い合わせください。
※お問合せ種別「各種セミナー」を選択して下さい。


プログラム
No. 講義名 講義内容 講師
1 ICUでの患者管理 ・ICUとは(集中治療とは)
・多職種連携が必要な患者管理とは
公立陶生病院
看護師 濱本 実也
2 周術期患者の観察・管理1
~開心術後~
・主要な疾患と術式(冠動脈バイパス術、弁置換術、大動脈置換術など)
・周術期に起こりうる合併症
・周術期の観察(フィジカルアセスメント、モニタリング)
・循環血液量、心拍出量、血管抵抗、不整脈、ペースメーカー、主要な使用薬物など
近畿大学
看護師 櫻本 秀明
3 周術期患者の観察・管理2
~開腹術後~
・主要な疾患と術式(食道がん、穿孔など)
・周術期に起こりうる合併症
・周術期の観察(フィジカルアセスメント、モニタリング)
・ドレーンの種類と見方、栄養の開始と注意点など
帝京大学
医師 伊藤 香
4 周術期患者の観察・管理3
~開頭術後~
・主要な疾患と術式(脳出血、脳腫瘍、脳挫傷など)
・周術期に起こりうる合併症
・周術期の観察(フィジカルアセスメント、モニタリング)
・意識レベルの見方、瞳孔の見方、中枢神経障害で見られる特徴的なサイン(小脳・延髄・視野障害・Ⅲ麻痺など)、頭蓋内圧亢進症状
北里大学病院
医師 新井 正康
5 人工呼吸療法が必要な病態の理解と管理 ・人工呼吸療法が必要な病態の理解
・人工呼吸器の管理
・人工呼吸器のモード、グラフィックの理解
医療法人弘仁会板倉病院
医師 古川 力丸
6 透析療法 ・透析療法が必要な患者の病態
・臓器評価の指標(検査データ)を踏まえた管理の視点
千葉大学医学部附属病院
医師 中田 孝明
7 機械管理とピットホール ・人工呼吸器、CRRT、PMに関するピットホール
・それぞれの機器を管理する上での見るべきポイントと注意点
・機械の数値と患者の病態や、フィジカルアセスメントとの関連性
・安全管理の視点
東京慈恵会医科大学附属柏病院
臨床工学技士 石井 宣大
8 栄養管理 ・集中治療における栄養管理 横浜市立大学附属病院
医師 中村 謙介
9 早期離床 ・集中治療における理学療法~早期離床を中心に~
・エビデンスをもとに理学療法士の視点で同職者や他職種に向けてメッセージ
順天堂大学
理学療法士 高橋 哲也

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