支部学術集会レポート日本集中治療医学会 第8回九州支部学術集会(宮崎)

日本集中治療医学会 第8回九州支部学術集会

会 期 2024年7月27日(土)
会 場 ニューウェルシティ宮崎
会 長 恒吉 勇男(宮崎大学医学部麻酔生体管理学)
テーマ 多職種で奏でるチーム医療
H P 公式ホームページ  
2024年7月27日(土)にホテルニューウェルシティ宮崎にて日本集中治療医学会第8回九州支部学術集会を開催いたしました。 今回のテーマは「多職種で奏でるチーム医療」としました。昨今の高度医療の進歩に伴い、集中治療業務を円滑に行うためには多職種のメディカルスタッフの協力が不可欠との思いからこのテーマにしました。

大会の目玉企画として、「ECMOを用いた集中治療~困難な症例に挑む~」と題して琉球大学の渕上竜也先生、九州大学病院の牧盾先生に、産科、救急、新生児に関する幅広い症例に関してディスカッションしていただきました。またスタッフ間の連携と教育が大切との思いから、北九州市立医療センターの鍋田祐介先生、産業医科大学の濵田千枝美先生に「ICUにおける共創~AI×教育×現場~」と題してどのような共創が必要なのか討論いただきました。また近年研究に対する関心の低さが問題となっていますので、研究マインドを刺激するシンポジウム「身近な疑問を研究へ」を岡山大学の北別府孝輔先生と九州看護福祉大学の杉野由起子先生にお願いしました。いずれも活発な討論がなされており、大会テーマに即した有意義な企画であったと思います。
その他、特別公演2演題、教育セミナー3演題、一般演題61演題と盛りだくさんの内容でした。長崎大学の新谷亮祐先生に最優秀演題賞、久留米大学病院の山香修先生、済生会熊本病院の平野晋大先生、熊本大学病院の堀部達也先生に奨励賞が授与されました。

大会当日は天気に恵まれ朝から多くの方に参加していただき、合計240名(医師120名、メディカルスタッフ102名、初期研修医1名、他17名)の方にご参加いただきました。また黒田泰弘理事長におかれましては東北支部集会から遠路参加していただき学会に花を添えていただきました。
開催にあたりまして、関係者の皆様、協賛していただいた企業の皆様に、深くお礼申し上げます。
宮崎大学医学部附属病院
集中治療部長 恒吉勇男