ブックタイトル第43回日本集中治療医学会学術集会プログラム・抄録集

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第43回日本集中治療医学会学術集会プログラム・抄録集

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第43回日本集中治療医学会学術集会プログラム・抄録集

- 38 -太田 智行(東京慈恵会医科大学附属病院 放射線科),川本 英嗣(三重大学医学部附属病院 救命救急センター)募集人数:21 名10.高機能シミュレーターを用いたSepsis Management Simulation本セミナーでは,敗血症診療ガイドライン(日本版敗血症ガイドライン,Surviving Sepsis CampaignGuideline2012)に基づいた敗血症初期治療と,その後のICU 治療について,高機能シミュレーターと実例の画像データを用いたscenario-based simulation を行う。感染巣の異なる3 例の敗血症性ショック症例の診療を通して,①Early Goal Directed Therapy をガイドにした初期蘇生,②Source control を意識した敗血症初期診療,③ARDS,敗血症性心筋障害合併例の呼吸循環管理,について学習する。 Agenda:〔講義〕シミュレーションのルール説明(10 分),〔Scenario-1〕適切なsource control(40 分),〔Scenario-2〕profound shock,ARDS 合併(60 分),〔Scenario-3〕sepsis-induced myocardial dysfunction合併(60 分),〔まとめと質疑応答〕(10 分)を予定している。Scenario-2 とScenario-3 では,ICU 入室期間におけるfluid balance,経肺熱希釈法計測データ(GEDI,SVRI,EVLWI,PVPI 等),胸部X 線,動脈血液ガス分析,血算/凝固/生化学のデータを供覧し,双方向性ディスカッションを行う。【開催概要】開催日:2 月14 日(日)8 時30 分?12 時00 分会 場:神戸ポートピアホテル 本館地下1 階「布引」インストラクター(予定):遠藤 智之(東北大学大学院医学系研究科総合地域医療研修センター),小林 正和(石巻赤十字病院救急科副部長)募集人数:18 名11.シミュレーション教育―学習者が意欲的に学ぶデブリーフィングへ。指導者のスキルを磨くワークショップ学習効果の高いシミュレーション教育を実施するためには,明確な学習目標に沿ったシナリオの作成・開発・評価に加え,効果的な“デブリーフィング(振り返り)”が重要です。デブリーフィングとは,指導者の導きにより,学習者自らがシミュレーションセッションでの「思考・感情・行動・態度」などを振り返り,参加者とのディスカッションを交えて,「知識と技術の統合」や「新たな学習課題」を確認しあうものであり,指導者には高いスキルが求められます。しかし,そのスキルを習得することは非常に難しく,シミュレーション教育に携わる多くの者が困難さを感じながら,日々試行錯誤しているのが現状ではないでしょうか。そこで,前回の学術集会に引き続き,講師に阿部幸恵先生を迎え,シミュレーションにおける教育技法のひとつであるデブリーフィングに焦点を当て,本セミナーを企画しました。ここでは,①講師によるデブリーフィングの講義の後,②デブリーフィングガイドの作成,③シミュレーション(人工呼吸器のアラーム対応等)におけるデブリーフィングの実践,④評価表に基づくスキル評価等を体験することで,効果的なデブリーフィングの基礎を学び,スキルのブラッシュアップを目指します。日頃シミュレーション教育において指導的役割を担っている方だけでなく,これからシミュレーション教育を学ぼうと考えている方々に是非参加していただきたいと考えております。到達目標:1.デブリーフィングの定義を理解できる。2.デブリーフィングガイドの意味を理解してガイドを作成できる。3.デブリーフィングを体験して評価できる。【開催概要】開催日:2 月14 日(日)8 時30 分?12 時00 分