ブックタイトル第43回日本集中治療医学会学術集会プログラム・抄録集
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第43回日本集中治療医学会学術集会プログラム・抄録集
-359-LS5Department of Pulmonary and Critical Care and Health Services Research, Vanderbilt University, USAE. Wesley ElyIt is imperative societally and as healthcare professional that we increasingly focus on the public health problem of acute andlong-term brain dysfunction amongst critically ill patients during and following their illness. Delirium is an extremely commonorgan dysfunction and a strong independent predictor of length of stay, cost of care, death, and long-term cognitive impairmentthat resembles an acquired dementia of the severity of Alzheimer's disease or traumatic brain injury. Numerous modifiablecauses have been identified(including delirium duration)and workers all over the world are attempting to reduce the onsetand duration of delirium and both prevent and manage the long-term acquired dementia?like illness that ICU survivors sufferfrom so severely. It is high time that medical interventions designed to improve neurological recovery are subjected toappropriately designed and robustly powered randomized controlled trials. Now ICU’s are working diligently to implement theSCCM’s PAD guidelines using the evidence-based ABCDEF Bundle as part of the ICU Liberation Collaborative. Moreinformation is available at www.icudelirium.org and www.iculiberation.org.ランチョンセミナー 5 2月12日(金) 12:20~13:20 第6会場Optimizing patient’s brain function after critical illness: ICU management via the PAD guidelines and beyondLS6ハーバードメディカルスクール・マサチューセッツ総合病院麻酔・集中治療科市瀬 史自動除細動器や低体温療法の普及により心停止患者の予後は改善しつつ有ります。しかし、院外心停止による死亡率および重篤な神経学的後遺症の発症率は依然として高いままです。2015 年後半にアメリカ心臓協会などの新しい心肺蘇生法ガイドラインが発表されました。多くの新しい情報が盛り込まれており、我々の様に日々の臨床で心肺停止患者の治療に当たる医療従事者に、重要な指針を与えてくれます。しかし、残念ながら心停止患者の予後を大幅に改善するような、大きなブレイクスルーはこの10年以上の間起きていません。例えば、体温管理や蘇生後の酸素濃度、アドレナリンの用量等を調節する事で、現在10%程度の生存率を15%程度まで改善することは出来るかも知れません。運が良ければ20%まで良好な神経予後を示す患者の割合を増やす事が出来る日が来るかも知れません。しかし、その割合を80%にすることは現在のアプローチでは無理です。5人の心停止患者の内4人を助けるためには、心停止と心肺蘇生に対する全く新しい発想、技術、薬剤、デバイスの開発が必要になります。このセミナーでは、現在の医学的な常識にとらわれずに、どのような斬新な(あるいは奇抜な)アプローチが蘇生学にパラダイムシフトを起こせるかを考えてみたいと思います。ランチョンセミナー 6 2月12日(金) 12:20~13:20 第7会場未来の蘇生学