ブックタイトル第43回日本集中治療医学会学術集会プログラム・抄録集
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第43回日本集中治療医学会学術集会プログラム・抄録集
-335-CR10 学術集会あり方検討委員会 委員会報告1)藤田保健衛生大学 医学部 麻酔・侵襲制御医学講座、2)学術集会あり方検討委員会西田 修1,2)、学術集会あり方検討委員会委員2)学術集会は、学術面でも経済的な面でも、また、国際交流の観点からも学会の大きな柱である。会員数が1万人を数える現在でも、企画、運営のほぼすべてを会長が行い、多額の費用を支払ってコンベンション会社に運営準備・運営を依頼している。学術集会のあり方を様々な角度から見直す目的で2014 年に本委員会が設立され活動を行っている。これまでに、学術集会運営細則作成、開催地の固定化、学術プログラム委員会の立ち上げ、運営準備の学会事務局本体による一部内製化の移行とそのためのコンベンション会社の選定、抄録のフォーマット化、一般演題の質に応じた発表形式の差別化、優秀演題賞の新設、事前登録のあり方、プレ・ポストコングレスのあり方、海外演者招聘費用の規定、開催中の委員会会議の原則廃止などを決定してきた。これまでに決定してきた内容や、今後の活動内容などを報告する。委員会報告 10 2月14日(日) 10:30~10:50 第3会場学術集会あり方検討委員会CR11 ECMO プッロジェクト委員会報告かわぐち心臓呼吸器病院竹田 晋浩体外式膜型人工肺(Extracorporeal membrane oxygenation: ECMO)は、重症呼吸不全や心不全患者の呼吸・循環維持を目的とした機械的補助装置である。しかしECMOは侵襲性の高い治療であり、それゆえ管理に熟練したチームと高性能のシステムが不可欠である。2009 年CESAR studyは、RCT にて成人呼吸不全に対するECMOの有用性を証明した。また、2009 年に流行したH1N1 インフルエンザでは、重症例がECMO を使用し救命された。しかし本邦においては2010 年度のECMO を使用した重症インフルエンザ肺炎患者の生存率は36%で、海外の報告と比較し明らかに悪かった。当学会と日本呼吸療法医学会は、この問題点を改善するためにECMO プロジェクトを発足させた。ECMO の成績は改善してきているのだろうか?良い方向に向かっていることに間違いはないと思われる。 本講演では、現在の状況ならびに今後の問題点を述べる。委員会報告 11 2月14日(日) 10:20~10:50 第6会場ECMOプロジェクト委員会