ブックタイトル第43回日本集中治療医学会学術集会プログラム・抄録集
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第43回日本集中治療医学会学術集会プログラム・抄録集
-300-WS3-5 多施設ランダム化比較試験を計画実行して見えたこと1)武蔵野赤十字病院救命救急センター、2)日本集中治療教育研究会安田 英人1,2)、讃井 將満2)、小室 哲哉2)、畠山 淳司2)、松窪 将平2)、河野 真二2)、山本 泰史2)、安藤 幸吉2)、瀬尾 龍太郎2)、志馬 伸朗2)臨床研究は臨床的な疑問から研究計画を立て、研究を実行し、データ解析、報告、といった手順を踏む。これらの手順の中で一番重要なのは研究計画である。研究計画の段階で不備があれば、それは後々の結果に大きな影響を及ぼす。しかし研究計画といえどもとても範囲が広く、どのようなことを念頭に研究計画を立てたら良いか不明なことも多い。そのような中で近年ではランダム化比較試験のCONSORT2010などで臨床研究の報告の仕方が規定され、それに沿った臨床研究を行うことが推奨されており、沿っていない場合にはランダム化比較試験といえどもエビデンスレベルが下がってしまう。しかしそれらの構成要素が後にどのような点で重要となるのか、という点においては、一度経験しなければわからないことも多い。より良い研究結果を得るために、どのようにしたら研究の質、データの質を高められるのかという点に着目し、データ収集を終えた多施設ランダム化比較試験から得られた反省点をあえて批判的に吟味し、今後の臨床研究に生かすべき点について議論する。