日本集中治療医学会 第9回 北海道支部学術集会

ごあいさつ

会長 田口 大
第9回 北海道支部学術集会
会長 田口 大
(勤医協中央病院 救急センター長)

このたび、日本集中治療医学会第9回北海道支部学術集会の会長を拝命いたしました勤医協中央病院救急科医師の田口大と申します。支部学術集会を開催させていただくにあたり、ご挨拶申し上げます。

当院は年間約6,000名の救急搬入を応需する2次救急医療施設です。北海道支部において初めて2次救急医療施設が主管を務めることから、本学術集会のテーマを「2025年版 北海道集中治療完全攻略ガイド」とさせていただきました。7支部のなかで北海道支部は会員数が540名(2024年9月現在)と最少ながら、大学や3次救命救急センターに限らず、様々な救急医療施設から学術集会にご参加いただいているのが特徴です。集中治療はその地域のニーズや医療施設の事情によって、Open ICU/Closed ICU/NICU/SCU/CCU/術後ICU/HCUなど様々な形態で実践されておりますが、日本の総面積の約20%を占める広大な大地と積雪寒冷な気候も影響してか、本支部の学術集会では「北海道オリジナルの集中治療」が滲み出た演題発表が多く見受けられます。本学術集会では、特殊で高度・最先端な集中治療の発表だけでなく、2次救急医療施設や脳神経外科・心臓血管外科など単科の医療施設からの創意工夫に満ちた集中治療報告や日常で御苦労された治療経験など、多彩な演題発表によって盛り上げて頂きたいと願っております。

また、例年秋に開催されてきた本支部の学術集会ですが、毎秋、多くの学術集会の開催日が集中して負担になっている声をいただきました。そこで、より多くの方が参加していただけるよう、2025年8月2日(土)に開催することと致しました。猛暑の真夏での開催となりますので、皆様、ノーネクタイのカジュアルな服装でご参加いただきたく存じます。

本支部史上最多参加者数となる学術集会を目指して、当院スタッフ一同、鋭意準備を進めております。2025年真夏に「札幌医科大学教育研究棟」で皆様とお会いできることを楽しみにしております。

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