日本集中治療医学会 第9回中国・四国支部学術集会

会長挨拶

会長 大藤 純
日本集中治療医学会
第9回中国・四国支部学術集会
会長 大藤 純
(徳島大学大学院医歯薬学研究部
救急集中治療医学分野)

このたび2025年の第9回日本集中治療医学会中国四国支部学術集会の会長を仰せつかりました、徳島大学大学院医歯薬学研究部 救急集中治療医学分野の大藤でございます。夏の暑い季節に南四国である徳島での開催となりますが、実りある学術集会となりますよう鋭意、準備を進めております。

さて今回の学術集会のテーマは”集中治療の未来を創る”とさせて頂きました。集中治療が日本専門医機構認定のサブスペシャルティ領域として正式に承認され、また新型コロナウイルスのパンデミックにおきましても、我々集中治療領域に携わる医療従事者の活躍によって多くの重症患者の命を救い、その活動が世間一般に広く認識されつつあることは周知の事実です。集中治療領域では、医師、看護師、薬剤師、臨床工学技士、理学療法士、管理栄養士など、さまざまな職種からなるエキスパートが参画し、活躍の場を広げております。日本集中治療医学会の会員数は10,000人を超え、中国・四国支部学術集会におきましても、参加人数は毎年増加しております。

今回の支部学術集会では、現地参加頂いた方々が、ゆとりを持って各種セッションやポスター発表、機器展示などを楽しんで頂ける様、徳島大学施設内で3つの大会場を用意して皆様をお迎えいたします。明日からの診療に役立つ教育講演やハンズオンセミナーを多く取り入れ、また、若い世代の様々な職種の方々が登壇し発表頂ける機会を多く設けたいと思います。翌日開催されますリフレッシャーセミナーおよび多職種セミナーへのご参加もよろしくお願いいたします。2025年度より、日本集中治療医学会支部学術集会の開催は、学会本部の主導のもとに開催されますが、これまで通り多職種にとって魅力のあるプログラムを多数準備し、これからの“集中治療の未来を創る”ために必要な活動について、皆様と共に議論を重ねる場と致したいと思います。

最後になりますが、徳島は美しい自然と創造性豊かな文化、そして食も大変美味しい所でございます。連休中での開催でもありますので、是非とも徳島の観光も楽しんで頂ければと思います。7月に徳島でお会いできることを楽しみにしております。皆様のご支援とご協力を宜しくお願いいたします。

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