ダイバーシティ委員会
Diversity Commiteeお知らせ
- 2025/3/13お知らせ
【子連れ学会参加トライアル】に第8回日本集中治療医学会 中国・四国支部学術集会 子連れ参加トライアル報告を掲載しましたNEW
- 2025/2/26お知らせ
【事例紹介】にエピソード3を掲載しましたNEW
- 2025/1/23お知らせ
【事例紹介】にエピソード2を掲載しました
- 2024/12/6お知らせ
【アンケート】に 2023年度「ダイバーシティと働き方、学会活動に関するアンケート調査」を掲載しました。
- 2024/10/1お知らせ
【学術集会】に「第52回日本集中治療医学会 ダイバーシティ委員会企画セッションのご案内(第一報)」を更新しました
- 2024/6/28お知らせ
【Home】を更新しました
- 2024/6/28お知らせ
【委員会名簿】を更新しました
- 2024/6/28お知らせ
【事業計画】を更新しました
- 2024/6/28お知らせ
【事例紹介】を更新しました
- 2024/6/28お知らせ
【学術集会】を更新しました
過去のお知らせ一覧
- 2023/9/5お知らせ
ダイバーシティ委員会のページを公開しました
ダイバーシティ委員会について
当委員会では、集中治療医学会会員の皆様の学会活動のダイバーシティを目指すとともに、 日常の業務・職場環境でのダイバーシティ実現を阻んでいる問題点なども視野に入れた活動を行ってまいります。
ダイバーシティ委員会 活動内容
以下のような取り組みをコアとして、集中治療医学会の多様性についての普及・啓発活動を実施します。
1. | 学会員に対するダイバーシティについてのアンケート実施と報告 |
2. | 学術集会においてダイバーシティをテーマとしたセッションの企画立案と実施 |
3. | 集中治療の職場における、多職種の取り組み事例の紹介 |
4. | 学術集会への参加をしやすくする情報の提供 |
委員会名簿
ダイバーシティ委員会(Ad Hoc)
事業計画
Ⅰ. 活動目標
本学会が会員のダイバーシティを反映した活動を行うための制度設計を行う。会員のダイバーシティの反映とは、男女共同参画、若手の登用、多職種の参画、地域の多様性の反映、 子育て・介護など人生のさまざまなフェーズでも継続可能な環境・制度、が実現されていることである。
2024年度は2023年度の活動目標および計画を継続しながら、現状把握のためのアンケート結果および、 若手や女性の活躍に繋げるためのHPでの情報発信を開始し、学術集会での委員会企画を充実させ、今後の活動方針へ繋げていく。
Ⅱ. 活動計画
(2022年度以来の活動目標である「近未来の若手登用に向けて学生や研修医など次世代の集中治療を担う世代へのアプローチ」含む)・2023年度に集中治療医学会雑誌で公表した現在の学会活動についての統計を周知する。
・ダイバーシティ実現へ向けての学会への提言
・ダイバーシティ実現へ向けての現状や希望に関するアンケート
・HPを通じてダイバーシティに関する情報発信
・年次学術集会での企画立案・運営
・支部会のダイバーシティと活性化について、参加者データを指標とし学会へ提案する
・男女共同参画やワークライフバランスについての講習会の開催(日本医師会女性支援センター共催)
・学生や研修医への集中治療医学の教育に関する調査
事例紹介
集中治療におけるダイバーシティの実例を、各施設、各職種の視点から紹介し、課題や工夫を共有するページです。
*事例紹介エピソード1はダイバーシティ委員より施設の取り組み状況を掲載しました。
*事例紹介エピソード2から8につきましては、第51回日本集中治療医学会学術集会において、
「わが施設自慢の実践シリーズ〜ダイバーシティ」ポスターをもとに、各施設の取り組み状況を紹介させていただくことといたしました。
ぜひ、各施設の取り組み状況をご覧ください。
エピソード3 | 和歌山県立医科大学 救急集中治療医学講座 NEW 「3人に1人が女性医師!男女みんなで力を合わせてできた最高の救急集中治療部門 」 井上茂亮さん (2025/2/26) |
<アピールポイント>
和歌山県立医科大学 救急・集中治療医学講座では、ダイバーシティを重視した職場環境を整え、所属医師の31%が女性、子育て中の女性医師の83%がフルタイムで働いています。 完全シフト制により、ワークライフバランスを重視しながらも、専門医取得やキャリア形成を支援。 また、6年連続でS評価を受ける高い水準の医療体制を維持し、ハイボリュームの症例数と多彩な専門分野を学べる環境を提供しています。エピソード2 | 埼玉医科大学国際医療センター 救命救急センターICU NEW 「イクメンナース必見!!わがICUの子育て世代に対する支援! 」 新山和也さん (2025/1/23) |
<アピールポイント>
当院EICUでは、仕事と家庭(子育てなど)が両立できる環境を整えています。 2022年度男性看護師の育児休暇取得率は100%であり、保育園など子どものお迎えの時間を気にしなくてはいけない日には残業なく帰宅できるような取り組みも行いました。 また、子育て世帯に限らずEICUに所属する全てのスタッフの満足度を高められるように、目標として「年休の計画的な使用:目標値 70%」を掲げました。結果として、EICUの年休使用率はベンチマークと比較しても十分に取得しておりスタッフの満足度も高いものとなりました。 今後もこのような取り組みを通じて、誰もが安心して働き続けられる環境を整えていきたいと思います。
エピソード1 | さいたま赤十字病院 高度救命救急センター 「さいたま赤十字病院 医師の視点から 」 田口茂正さん (2024/6/28) |
アンケート
02.2023年度「ダイバーシティと働き方、学会活動に関するアンケート調査」
日本集中治療医学会におけるダイバーシティと働き方、学会活動に関するアンケート調査を2024年3月に実施しました。 全会員と第51回日本集中治療医学会学術集会参加者に通知し、631名の皆様からご回答をいただきました。 勤務の実態や、学術集会・学会への要望等の結果は下記の通りでした。
01.2022年度委員会報告「日本集中治療医学会の多様性に関する調査報告」
ダイバーシティ委員会委員
武田 親宗
日本集中治療医学会は、会員の多様性を重視し、2022年4月にダイバーシティ委員会を設置し現状調査を行った。
2023年9月時点の一般会員と准会員の総数は11140名で、医師が72%、看護師が17%を占めた。集中治療専門医は2550人で、
女性の割合は13%であり、女性医師会員の専門医取得率21%は男性医師会員の専門医取得率35%に比較して低い結果であった。
また、理事や評議員に占める女性の割合も他学会と比較して低い傾向にあり改善の余地があった。当委員会は調査結果を踏まえ、
ダイバーシティの推進を図るための方策を提案する。武田 親宗
今後のダイバーシティ委員会活動への展開
本学会が多様性を反映した活動を実現するため、本委員会では以下のような点に取り組んでいく必要がある。1. | 本学会の多様性に関する実態を継続してモニタリングし、結果をホームページ等で公開すること。 |
2. | 集中治療専門医と専門教育を受けたメディカルスタッフで構成される多職種チームで行う「集中治療の存在意義」を明確にするため、集中治療に携わる全職種の参画を促すこと。 |
3. | 学生や若手医師へ広く集中治療の研修を紹介しつつ、現行の基本領域に限らず人材が集まる領域となるために解決すべき課題の探索を進めること。 |
4. | 会員の年齢階層別男女比についても年次推移とともに調査を行うこと。 |
5. | 専門医取得の男女格差をなくし公平に活動できるよう、育児休暇、看護・介護休暇の取得状況をはじめとした働き方の実態を調査し、各家庭での問題が職務遂行やキャリアアップの障壁にならないような環境を作ること。 |
6. | 多様な働き方が求められる様々なライフステージや、様々な地域においても適切に学術活動に参画できるよう、学術集会の開催方法を検討すること。 |
7. | 多様な人材が本学会の役割を担うことをサポートするために、学術集会の座長を手始めとして情報や体制の整備を行うこと。 |
2025年 第52回日本集中治療医学会学術集会における委員会企画セッション第1報
2024年10月1日
ダイバーシティ委員会では、第52回学術集会におきまして、以下のセッションを企画・準備しております。 多職種、集中治療医のキャリア形成をテーマに企画しております。以下の3つのパネルディスカッションの他、両立支援をテーマとした専門医共通講習も企画しております。 詳細が決定しましたら順次当ページで公開してまいります。
集中治療の幅を広げ、さまざまな立場でやりがいをもって関わっていけるような領域とするために、 ぜひ皆様のご参加をお待ちしております。
⚫パネルディスカッション 53
「ダイバーシティ・ブースト〜多職種で描く集中治療の未来〜」
企画趣旨
コメディカルの多くは、各施設・部署内の人事や個人のライフイベント等の事情により、集中治療領域に関わり続けることが難しいことがある。 集中治療をライフワークとし、継続的に携わるための一手として、集中治療医学会で設けられている各種認定資格の取得や大学院への進学、 多職種での研究、留学など近年では専門性の向上を目指す動きが高まっている。そして、そのようなキャリアの多様性を活かすことでさらに質の高い集中治療が期待できる。 しかし、資格取得による利点は一様ではなく、資格取得の時期や取得に関わる費用等の課題が存在する。 また、集中治療に携わる仲間を増やすためには、集中治療への興味や実力も様々な後輩を教育をしていくことも重要である。 昨年度にダイバーシティ委員会で行ったアンケート調査の結果も紹介し、コメディカルならではの課題や工夫を共有し、 さらに多職種でのダイバーシティを進めていく方法を議論したい。
⚫パネルディスカッション 54 <研修医・学生用セッション>
「集中治療医をめざそう 〜未来への礎〜」
企画趣旨
集中治療科領域はサブスペシャリティ領域として認定され、そのニーズは高まっている。集中治療医の活躍の場は広く、 働き方も様々である。これから集中治療医を目指す若手医師にとっては、やりがいや研修期間の教育環境に加え、 ライフイベントを迎えた際の仕事との関わり方や、熟年期の仕事の選択肢や安定性等、長く集中治療医を続けられるかの情報は重要である。 多様な背景・世代の集中治療医に、実情や課題、魅力等を語ってもらい、未来への礎となるセッションにしたい。⚫パネルディスカッション 55
「キャリアの舵を握れ!持続可能・実現可能なキャリアデザインとは」
企画趣旨
キャリアデザインとは仕事だけでなく私生活も含め、将来なりたい姿や働き方などを自分自身で主体的に「人生設計」することである。医療界において「働き方改革」「多様性の実現」を達成するためには、まずは個々人がキャリアデザインを描ける必要がある。
そこでキャリアコンサルの専門家に基調講演として、まず、キャリアデザインの具体的な考え方を学び、その後、 キャリアデザインの描き方やそれに伴う課題や悩みをもつ発表者の方々に発表いただき、キャリアコンサルとともにディスカッションしたい。 幅広い世代、性別、職種の方々に参加いただくセッションにしたいと考えている。
過去の委員会企画セッション情報
[2024年 第51回日本集中治療医学会学術集会]
⚫パネルディスカッション 10
ライフイベントとキャリア形成を考える-集中治療領域でのダイバーシティ・インクルージョンの実現に向けて
藤井 智子(東京慈恵会医科大学附属病院集中治療部) | |
真壁 香菜(神戸大学医学部附属病院栄養管理部) | |
デュアルキャリア・カップルモデルで自走する子育て世代の組織作りを目指そう | |
三島 有華(東京医科歯科大学大学院生体集中治療管理学分野) | |
「仕事と家庭の両立」~男性・女性どちらも仕事・家庭で活躍できるように 若手医局長の奮闘〜 | |
井上 元(昭和大学医学部救急災害医学講座) | |
【育児と介護のライフバランス】人生100年時代の女性臨床工学技士の挑戦 | |
三春 摩弥(山形大学医学部附属病院臨床工学部) | |
女性としてのライフイベントを経て得られた診療看護師の資格 | |
伏見 聖子(関西労災病院救命救急科) | |
”女性キャリア”支援はそのほかの人々の働き方の多様化と同義である | |
三森(島田)薫(東京都立多摩総合医療センター救命・集中治療科) | |
管理者として考えるスタッフの多様性の実現〜男性医師もあたりまえに育児休暇を取れる組織を目指して〜 | |
田口 茂正(さいたま赤十字病院高度救命救急センター) |
⚫パネルディスカッション 29
Z世代のICU研修プログラム:後輩を魅了せよ!
武田 親宗(京都大学医学部附属病院麻酔科) | |
松本丈雄(市立三次中央病院救急科) | |
機構認定サブスペシャルティ領域集中治療科専門研修制度を概説する | |
垣花 泰之(鹿児島大学医歯学総合研究科救急・集中治療医学分野) | |
集中治療医のキャリアの特質と魅力 | |
山本 太平(医療法人鉄蕉会亀田総合病院集中治療科) | |
大阪大学麻酔・集中治療部の集中治療研修体制 | |
相山 佑樹(大阪大学大学院医学系研究科麻酔・集中治療医学教室) | |
救急×集中治療:目指せ、急性期ジェネラリスト! | |
鈴木 健人(横浜市立みなと赤十字病院救命救急センター) | |
子供よりも大人の診療が得意な医師へ伝える小児集中治療の魅力 | |
奥脇 一(筑波大学附属病院小児科) | |
新内科専門医制度も怖くない?!内科系集中治療医になろう!! | |
野田 浩太郎(東京医科歯科大学病院脳神経内科・集中治療部) | |
若手Intensivistが輝ける職場〜若手主導勤務による身近なロールモデルの存在は講座員の増加に繋がる〜 | |
菊池 一樹(昭和大学医学部救急・災害医学講座) |
[2023年 第50回日本集中治療医学会学術集会]
⚫パネルディスカッション 16(PD)
集中治療におけるダイバーシティを考えよう
北山 未央(金沢医科大学病院看護部) | |
山下 千鶴(藤田医科大学医学部麻酔・侵襲制御学講座) | |
日本集中治療医学会におけるダイバーシティの現状報告 | |
武田 親宗(京都大学医学部附属病院麻酔科) | |
救急領域におけるダイバーシティの現在とこれから | |
木田 佳子(広島赤十字・原爆病院救急集中治療科) | |
日本循環器学会におけるダイバーシティの取り組み | |
中山 敦子(榊原記念病院循環器内科) | |
JMSのダイバーシティへの取り組み | |
粟根 康浩(株式会社ジェイ・エム・エスサージカル&セラピービジネスユニット統括部兼営業本部) | |
社是“おもしろおかしく”堀場製作所のダイバーシティ推進~一人ひとりの個性が輝くこと,その多様性こそが強み〜 | |
森口 真希(株式会社堀場製作所管理本部) | |
村田製作所におけるダイバーシティ & インクルージョンの課題と取り組み | |
奥田 裕之(株式会社村田製作所ESG・HR統括部人材開発部) | |
オムロンにおけるダイバーシティ & インクルージョン推進の取り組み | |
丹羽 尊子(オムロン株式会社グローバル人材総務本部企画室ダイバーシティ&インクルージョン推進課) | |
ヒューマン・ヘルス・ケア(hhc)理念の実現に向けたエーザイのダイバーシティ推進、これまでとこれから | |
新庄 浩子(エーザイ株式会社グローバルHRストラテジー部) |
第8回日本集中治療医学会 中国・四国支部学術集会 子連れ参加トライアル報告
2025年3月13日
1.はじめに
日本集中治療医学会では、これまで学術集会における「子連れ参加の可否」について公式な見解を示していませんでした。 また、ダイバーシティ委員会内でも、「子連れ参加は可能」「そもそも難しいのでは」など、意見が分かれていました。 そこで、当委員会は、学術集会で試験的に子連れ参加を公式に認め、その状況や課題を把握することとしました。 その第一歩として、2024年6月15日開催の「第8回日本集中治療医学会 中国・四国支部学術集会(大会長:志馬伸朗)」で子連れ参加を事前にアナウンスし、 参加者の皆さまに協力をお願いしました。2.活動概要
(1) 委員会活動概要
• | 事前の周知 |
当該支部学術集会の
ウェブサイト
やメーリングリストで子連れ参加を認める旨を明記し、事前に告知しました。 |
|
• | アンケート実施 |
大会参加者に対してアンケートを行い、子連れ参加のしやすさや要望、子連れ参加に対する印象などを収集しました(後述の「3.アンケート結果」参照)。 |
|
• | 学術集会会長(志馬先生)および委員による評価 |
子連れ参加モニタリングのためダイバーシティ委員会メンバーが参加し、課題や効果を評価しました。
詳細は、当日運営を担われた大会長・担当理事からの所感を含め、「4.大会長、委員会メンバーによる評価」にまとめました。 |
(2) 会場の様子
本会には、未就学児から中学生までの幅広い年齢層のお子さんが来場し、親御さんと一緒にセッションを聴講する姿や、休憩スペースで過ごす様子が見られました(フォトギャラリー参照)。 |
3.アンケート結果
アンケートには121名(図1)の方にご協力いただきました。アンケート概要は下記の通りです。1) 子連れ参加に対する認識
• |
「子連れ歓迎」を明記したことで、子連れ参加しやすかった。 |
• |
学会全体の雰囲気が柔らかく、アットホームになった。 |
• |
企業側参加者からも、賛同したい活動である、とのコメントがあった。 |
2) 子連れ参加に関する取り組みについてよかった点
• |
子連れ参加を明記したこと |
• |
COOL BIZを推奨したこと |
3) 子連れ参加に関する取り組みに対する要望、改善点、懸念点
• |
子供用スペースについて:授乳、おむつ替え、子連れ参加者が休めるスペースがあるとよい。専用スペースがある場合は、会場の手洗い場と近いことが望ましい。 |
• |
託児所について:設置されることが望ましいが、地方会規模では難しいだろう。 |
• |
子供向け企画について:子供(小中学生)が参加できるようなハンズオンスペースがあるとよい。 |
• |
学会運営について:満席となるセッションは、子連れでは聴講しにくい。また、セッションやランチョンの受付の列に長時間並ぶことは困難であった。 提案として、予約制にする、専用席を設けるなどの案があった。総会でも同様の取り組みを期待する。 |
4) まとめ
アンケート回答者の傾向では、学会への子連れ参加は「しにくい」と感じるものよりも「してもよい」「しやすい」と感じる方のほうが多かった結果でした(図2)。
子連れ参加に関して概ね前向きな意見が多くみられました。子連れ専用スペースや子連れ参加を考慮した学会運営に関する要望を複数いただきました。
各要望の実現可能性、必要性の検討が望まれます。 |
図1. アンケート回答者の年齢層

図2. 養育する子供の有無、子連れ参加の有無別の子連れ参加に対する認識の分布

4.大会長、委員会メンバーによる評価
(1) 大会長・担当理事からの印象
• |
託児所やキッズスペースの常設は費用面・スタッフ面のハードルが高いが、今回のように「完璧を求めない形」であれば大きな問題は起こらなかった。 |
• |
胸シールの手作りや年齢制限の修正など、直前でも柔軟に対応することでトラブルを回避できた。 |
• |
子どもを同伴する会員が増えれば、学会全体の雰囲気を和らげ、参加しやすさを高められると感じた。 |
(2) 委員会メンバーのコメント
• |
クールビズ(カジュアルドレスコード)との併用も好評で、「子連れ参加を公に認めるだけで雰囲気が大きく変わる」と実感した。 |
• |
会場が満席の場合は親子連れの姿が少なく、座席に余裕のあるセッションで見かけることが多かった |
• |
子どもたちは比較的落ち着いていたが、飽きた際に休憩できる「避難スペース」の確保が必要と感じた(今回は会場外にそのようなスペースがあり、とてもよかった) |
5.今後の活動について
今回のトライアルでは、多くのポジティブな反応が寄せられる一方で、学会規模や会場レイアウト、費用面などの課題も浮き彫りになりました。 ダイバーシティ委員会としては、引き続き各支部や総会の運営者と連携し、子連れ参加に対して否定的な意見や困難を感じる方々の声も含め、幅広く意見交換を続けてまいります。 具体的には、子ども向けのスペース確保や託児所の設置の可否、事前申し込み制の導入など、さまざまな検討を行い、多様な立場・ライフステージの方が安心して参加できる環境づくりを目指します。■ 写真ギャラリー
◆ 休憩場所の様子 ポスター 会場内と会場外



◆ 会場で聴講中のこどもたち



◆ 会場で企業ブース前の親子や中学生参加者

