U35 月例報告 2024年11月

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■座談会開催報告
リハビリチャンネル座談会 ~CEチャンネルコラボ~
テーマ:「お互いの職種に聞いてみたいこと」
報告者:柳澤 佑哉  開催日:11月25日

お互いの職種への質問や各施設での取り組みを中心に議論が盛り上がりました。

【セラピストからCEへ聞いてみたいこと】
 ・ CEがリハビリに関して欲しい情報は?
 ・ ECMO患者のリハビリに際して気をつけたほうがいいことは?
【CEからセラピストへ聞いてみたいこと】
 ・ リハビリにあると良い機器は?
 ・ CHDF中のリハビリはどこまでやる?
 ・ リハビリをやりづらくなる場面や装置はある?
 ・ セラピスト以外でもできるリハビリやリハ中にやってもらえると助かることは?
その他両職種の勤務体系や専門性、研究への姿勢などについても情報交換を行いました。
必要時に協力し合うためには普段から雑談レベルでコミュニケーションを取り、 声をかけるハードルを下げることも重要との意見がありました。
リハビリチャンネルでは今後も他チャンネルとのコラボなどを企画していきたいと考えておりますので、 ご興味がおありでしたら気軽にご参加頂けますと幸いです。

第8回U35看護師ミーティング
テーマ:「U35ナースキャリアトーク ~こんな看護師もいます~」
報告者:筒井 梓  開催日:11月26日

今回より、上記テーマの通り、U35に所属する看護師のキャリアトーク座談会をシリーズ化することにしました! 記念すべき第 1 回は、名古屋大学医学部附属病院で勤務されている正木宏享さんにプレゼンターを務めていただきました。
正木さんは現在、臨床で働きながら同大学の博士後期課程で研究もしつつ、生まれたばかりの第一子の子育てもする、 まさに三刀流ナースです。正木さんの活動は幅広く、当学会のダイバーシティ委員とリハビリテーション委員の経験や、 当学会の重症患者リハビリテーション診療ガイドライン委員会(Ad Hoc) ワーキンググループメンバーも務め上げ、 他学会においては看護師向けガイドの翻訳にも携わった経験も持ち合わせる若きエースです。 研究論文の執筆課程で凝ったFigureを作製するのが趣味な正木さんには、 オーディエンスから大学院や研究に関する多くの質問が飛び交いました。
活躍が多岐にわたり尊敬の念を抱くと同時に、同じU35メンバーとして誇りに思う内容ばかりでした。 プレゼン後も進学や研究室に関する話題があがり、こうした情報交換ができるのもU35に属する強みだと感じさせられました。 お互いのことを知れる機会として、今後のキャリアトークも楽しみです。

第19回緩和ケア座談会
報告者:吉澤 和大  開催日:11月27日

今回のテーマも先日発表されたESICMのICUでのエンドオブライフケア・緩和ケアガイドライン
https://link.springer.com/article/10.1007/s00134-024-07579-1?s=06    )で、ドメイン2の内容に進みました。
ドメイン2は「意思決定」がテーマであり、皆の注目が大きい内容でした。
患者さん本人or家族などの代弁者から価値観や嗜好を聞き出し、 ケアのゴールにアプローチして治療方針を立ていく現代のSDM共同意思決定の基本プロセスのエビデンスは ICU領域だとまだまだ足りず、確立も難しそうだと議論になりつつも、我々が続けるべきだと思われるアプローチでもあるため、 今後の研究はアウトカムの内容なども再検討しながらエビデンスに繋げていけたらと議論が活発になりました。
一方で、生命維持治療の中止が検討される患者への構造化された終末期ケア意思決定支援アプローチには一定のエビデンスもあり、 継続が必要とされます。しかし、open ICU、semi closed ICUで働くメンバーも多いこともあり、 その継続には他科への浸透も必要であり各国のエビデンスと変わりうる部分だと話題になりました。 そして、医療者のメンタルヘルスへの良い影響も期待されるので、引き続き多職種カンファレンスなどを通じてwell-beingに繋げていきたいと、 多職種で行っている座談会ならではの結論に落ち着きました。
今後もガイドラインの読み解きを継続して、緩和ケア・終末期ケアの現状を明確にしていきたいと思います!

発行者:U35プロジェクト運営委員会