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JIPADの目的


我が国において集中治療管理を行うのにふさわしい専用の構造設備及び人員配置の基準が満たされている医療機関数(特定集中治療管理料算定可能機関数)は、2010年には822施設まで増加し、過去6年間で150施設以上の増加となっている。各々の集中治療室の病床数は、1施設あたり平均約8床で、6-7床の医療機関が1/3を占める(2011年厚労省統計より)。

集中治療室管理料を算定していないICUは1000施設以上存在する。このような事情から各ICUの診療成績には大きな差があることが考えられ、この重症患者管理施設の診療体制を放置すると、全体として診療成績が低下し、重症患者の予後の悪化と不要な医療費が増加することが予想される。問題は診療プロセスと診療に関係した患者情報が個票として標準化されていないことに加えて、予後から見た診療機能評価が行われておらず、それらが診療報酬に反映されていないことである。

本研究ではICUでの患者情報管理システム(PDMS)を利用して、ICUの機能評価に関係する情報収集する。最終的には、他施設とも共同し、結果をベンチマークして機能評価を標準化する。さらにDPCデータも組み入れて多面的な検討ができるように計画を進めている。さらに英国におけるICNARC (Intensive Care National Audit and Research Centre)のよう、に大規模臨床試験の基礎データとして活用することも可能なように柔軟に対応できるシステムを構築することを目指したい

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